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NFTに再度手を出す

随分前にコレクション型のNFT(限定10,000個っていうの)をいくつか買って面白がってて気づいたら暴落していてそもそもこの価値って燃料が無いと続かないよな、と気付きしばらくNFTから離れていた。最近久しぶりにOpen sea経由でどんな活動してるんだろうと思って調べてみたら何も更新されなくなっていた。私はまだ所持してるけど、多分もう誰の目にも留まらないだろうね。数多のNFT塵芥に埋もれて発見される事も無くなるんだと思う。売るつもりもないけど、しかしあの熱量は一体どこに行ったんだろう。

にもかかわらず、1年ぶりくらいにまたNFTを買ってしまた。
何のNFTを買ったかというと、
ETERNAL CRYPT Wizardry BC
(エターナルクリプト ウィザードリィ BC)
という、現時点でまだ未実装のゲームの冒険者(キャラ)のNFT。
そう、あのRPGゲームの元祖とも言われる、ウィザードリィのWeb3版ゲームの冒険者NFTだ。下の剣振りあげてるおじさんとか弓引いてる猫耳(犬耳?)が冒険者NFTだ。

NFTの前にウィザードリィについてちょっと話したい。
ウィザードリィって今の若い人は知らないだろうな。僕が初めてプレイしたのはゲームボーイ(古い笑)のウィザードリィ外伝Iで1991年発売のものだった。つまり32年前だ。(32年!?)で、めちゃくちゃどハマりした。それ以前のウィズ(ウィザードリィ)はもっと難しいイメージで小学生くらいの私には手が出せなかった。もうドラクエやFFというわかりやすい王道RPGがあったからその陰に隠れてたんだろう。ゲームボーイという携帯ゲーム機が僕をウィズに引き合わせてくれたんだと思う。

そして、このウィザードリィ外伝Iというゲーム、取り憑かれたかの様にやってたけど、めちゃくちゃ難しかった。
まずキャラ作成から根気がいる。今でいうリセマラかな?通常キャラ作成時にステータス割り振りに10前後ポイント与えられてるんだけど、根気よくやり直していくとたまに30超えのポイントが割り振られていきなり上位クラスの侍とか忍者で始めれたりしたんだ。(まぁ、最初から全て上位クラスはレベルが上がりにくく大変ではあるけど)そうやって何とか精鋭を6人揃えてパーティを組み2Dの3D風ダンジョンに入ってレベル上げて下層に向かっていくんだ。モンスターと戦ったり、宝物見つけて開けたら良いアイテムが入ってていきなり強くなったりとかして、最終階層のボスを倒しにいくゲームだった。多分Iはクリアしたんだと思う。(IIは覚えてない)

それでね、本当にね、、、理不尽なゲームだったんだよ。今のVRとは違う方向のハイリスクリアルゲームだった。
例えば、宝箱。盗賊が開けると上手く罠を外して無事アイテムを手に入れれるんだけど、ファイターとか不器用で運の無いキャラが宝箱を開けると罠の解除に失敗して、ヴァンパイアロードクラスのモンスターが出てきて即全滅とかする。全滅したらどうなるかというと、宿屋で目が覚めるなんてヌルい結果ではなく、全滅した場所に放置。プレイヤーは別のパーティを組んで(作って)その死亡地点まで再度降り、彼らを回収して更に地上に戻り大金をはたいて教会で蘇生しないといけない。しかも、死亡キャラ入れて6人になる様にしないといけない。ピストンしないといけない。(レベルの高い僧侶系がいたら蘇生魔法も有るけど失敗すると灰になる)つまり最強パーティが最下層で全滅すると予備のレベルが低く装備も弱い頼りないパーティーで全滅ポイントまで降りて帰還し、更に大金をはたいて復活させないといけない。ミイラ取りがミイラになるのも日常茶飯事。

そして極めつけは、戦闘中敵わないと悟り、逃げようとワープ魔法を唱えるとワープ先がランダムになり、運が悪いとダンジョンの壁の中に飛ぶ。するとどうなるか。
育てたキャラ、装備全て全ロスト。全喪失。この世から痕跡すら消えてなくなる。
ワープ時に、
「おおっと!」
(確かこんな文言だった気がする)と出るとリアルフリーズする。全てロストして一から作り直さなきゃいけない。
と、まぁ修行みたいなゲームだった。根気はかなり養われた気はする。

でも、ティルトウェイトという最強魔法は厨二病をくすぐられて今でもマジでかっこいいと思う。(知らない人はドン引きだ)

詳しくは下記ゲームwikiご参照あれ。

さて、ここからはウィザードリィエターナルクリプトの話。

ウィザードリィというIPに持続性はあるのか?
ただただ雷の様にフラッシュして終わるのか?


では、どういうゲームなのか、進化が止まらずブラウザーを捕食したGPT-4V(以下じーちゃんに略)に解説してもらおう。

『Eternal Crypt - Wizardry BC』は、プレイヤーがギルドマスターとなり、冒険者と共にダンジョンを探索し、宝物を見つけるフリートゥプレイのブロックチェーンゲームです。冒険者は4種族、8職業から選択可能で、クリッカーと戦略要素を組み合わせたゲームシステムを提供し、最大36体の冒険者とともに神秘のダンジョン『ダドエルの穴』の深淵を目指します 。

GPT-4V(以下じーちゃん)

との事。ちなみにウィザードリィは元々は海外で生まれたゲームだけど、今は日本の会社が権利を持っていて、開発も行っている。本ゲームもその会社の制作だそうだ。
で、クリッカーとは難しい操作はほとんどなく、ボス戦の時のみタップをたくさんするという操作性だ。基本ダンジョンはオートで進んでいく。
戦略要素とは、パーティの組み合わせのことで、どの職業のレベルを上げるかも含まれてそうだ。ダンジョンの階層?、もしくは複数ダンジョンがある場合かはわからないけど、そのダンジョン特性に合わせたキャラを選択してパーティーを組む戦略性が必要とかも有るんだろうか?
そして引き際。これはウィザードリィらしさだよな。全ての報酬は地上に帰らないと確定にはならないので引き際も肝心と言うわけだ。

ところでダメージとかで減ったHPは地上に戻っても継続なのかな?回復に時間経過が必要なのかな?回復時間短縮にお金かかるのかな?それだと嫌だなぁ。結局時間を回復アイテムという名のお金で買うスタイルになるもんな。
もしそうならやり込みたい時もあるから無償で回復アイテム配ってくれると良いな。でもこのあたりはスタミナ制かも含めてまだ不明。

ゲーム自体はブラウザでプレイするので、携帯でもパソコンでもプレイは可能。将来的にはアプリ化もする様だ。1日10分から30分くらいのプレイで良いみたい。
で、肝心の何がNFTかというと、冒険者(キャラクター)な訳なんだけど、じーちゃんに聞いてみよう。

つまりは全てのキャラクターが冒険者NFTなの?

いいえ、全ての冒険者がNFTではありません。『Eternal Crypt - Wizardry BC』では特定の冒険者のみがNFTとして扱われ、これらの冒険者は『Blood Crystal』を精製する特殊能力『錬金力』を持っています。このような限られた能力を持つ冒険者は『冒険者(NFT)』と呼ばれます 。

じーちゃん

との事だ。あと、説明忘れてたけどプレイは基本無料で誰でも出来る。補足すると冒険者キャラクターにはレアリティがあってコモン、レア、エピック、レジェンドがあり、ジェネシスが最高のレアリティとなる。レア以上のレアリティの冒険者のみが実際のNFTであり、各レアリティレベルにはダンジョンの進行に有利なパラメータがあるようだ。(間違ってたらスンマソン)
ちなみに今回購入したNFT『Adventurer Genesis Collection』は最高レアリティのジェネシス冒険者となっている。この10,000という限定NFTジェネシス冒険者には特殊個性(錬金術)がキャラに設定されているらしい。まだよくわからないけどその特殊個性とは別におそらくこの中にも攻撃に向いてるタイプ、回復に向いてるタイプ、魔法タイプがあるんだろう。
今回のレアリティジェネシスは、ゲーム内通貨(後で詳しく)をより「早く、多く?」集める事が出来る(錬金能力強化)タイプの冒険者NFTと思われる。
それ以外全てが同じ能力とかだったらこのゲームヤバいよね。なので能力についてじーちゃんに聞いてみた。

ゲーム内では冒険者キャラクターの4つの種族と8つの職業によって異なる能力やパラメータがあり、戦士、僧侶、魔法使い、盗賊、司祭、侍、君主、忍者などの職業が存在します。これらの職業はそれぞれの特技や攻撃能力、魔法能力などを持ち、ギルドマスターはこれらの特性を利用してパーティを組み、ダンジョン探索を進めます 。

じーちゃん

種族についてはどんな種族かはまだ出てないけど、往年のウィザードリィなら、人間(バランス型)、ドワーフ(筋力型)、エルフ(知能型)、ノーム(敏捷&ラッキーマン型)あたりなんだと思う。あと、性別もあったんだけどパラメータには影響ないのかもしれない。
職業は、参考に過去の記憶ベースで書いてみるけど多分本ゲームでは役割が似て異なるものかもしれない。
まず、基本職。
戦士は物理系のダメージソース。
僧侶は回復系。長く探索を続けられる。一部アンデットには特攻?
魔法使いは、主に複数攻撃とかバフだったかな?
盗賊は罠解除役。宝箱の罠解除役はウィズでは必須。
ここからは上級職。
司祭は魔法使いと僧侶の魔法を全て使える。あとお宝鑑定も。司祭がいないと鑑定って有料で未鑑定品は売ることも装備もできなかった。
侍は魔法使いの魔法がある程度使える戦士。
君主は僧侶の呪文がある程度使える戦士。
忍者は盗賊の延長でクリティカルで首跳ねまくる。一撃で敵を倒せる。ロード級の首飛ばした時は爽快。
そんな感じ。ただ、何十年も前のウィザードリィ外伝の記憶だから古すぎて当てにならないかも。本ゲームでは設定がもっと色々あると思う。楽しみだ。

ではこのゲームのゲーム内通貨について。これが特色なんだけど、じーちゃんに説明お願いする。

『Eternal Crypt - Wizardry BC』のゲーム内通貨は「Blood Crystal」または「$BCトークン」と呼ばれています。プレイヤーは、冒険者NFTをパーティに編成し、ダンジョンを探索して進めることで、$BCトークンを獲得することができます。冒険者NFTは特殊能力「錬金力」を持っており、この能力を利用して$BCトークンを精製することができます 。

これらの$BCトークンは、おそらくゲーム内のアイテムやサービスを購入するために使用される可能性がありますが、具体的な利用方法や$BCトークンの獲得方法、また他の通貨との交換レートなどの詳細については、利用可能な情報からは明らかにされていません。

じーちゃん

はい、まぁなるほど、ビットコインで言うマイニングをしにダンジョンに行くみたいなもんだね。このゲームではブラッドクリスタル、通称$BCを生成すると言う言葉に変えてるんだ。で、たまに宝箱があって開けたらアイテムがあり、それを売買して更に$BCという言わばトークンを増減させるということか。
ちなみに一つのNFTにつき生成できる$BCの量は決められているそうなので、MAX錬金した後は他の錬金できる新鮮なNFT冒険者が新たに必要になるわけだ。
つま、え?今回の冒険者NFTで$BC採掘し切ったらどうなるんだろう?ステータスがそもそも弱いとかだったらどうしよう。クラスチェンジとかで調整入れてくれと切に願う。もしくは所持してる期間に応じてステータスにボーナスかかるとか。製作者のこのゲームへの愛が試されるんだと思う。へへへ。
そういえば、新しい冒険者はどうやって雇うんだろう?聞いてみよう。

ゲームの公式リリース後、ジェネシスを除くすべてのレアリティの冒険者は、ゲーム内で30USD相当の価格で購入可能になります 。

じーちゃん

うん、ゲーム内で30USDとな。ゲーム内でUS$(もちろん¥も)は使えないから$BCというトークンで買うわけだな。では1$BCは何US$なのか?
1$BC=0.025USDと理論上は設計されている。※ただし、需要と供給によって変わるので不確定。
30 USD=1,200$BCとなる。
今回のジェネシスのNFTは先行期間に一体につき14,000$BC入手でき、本リリース後更に5,000$BCの入手ができる。つまり、せっせこ集めれば11体分のNFTを先行期間中に得られ、リリース後にさらに4体ぐらいまで買える可能性があるんだ。
これ、ガチャじゃないよね?ガチャかな。ガチャな気がするな。
じーちゃんの誤生成かも知れないけど(ハルシネーションの事)レア、エピック、レジェンドが30ドルの一律だとしたら、ガチャ確定だよな。
今30ドルって1体あたり約4500円だよ。(1ドル149円現在レート)
一体一日でどれくらいの$BCが稼げるんだろうか?

ちょっとお目休めに
奈良、三重近辺の大杉谷峡谷

さて、最後は私のウィザードリィBCのNFTの行方を見るにあたって初期投資を見てみる。(無料でも始めるんだけどね。)
リリース後もとくとご覧あれという感じです。(心が灰になってたら触れないかも)

という事で、令和5年10月3日に購入した時点のデータを載せます。
冒険者NFT約230,000円で3体購入。
1体0.29ETH ×3体=0.87ETH
10月3日時点1ETHは250,000円
コインチェックで購入した時の0.87ETH(手数料込みは258,000円(コインチェックの手数料高すぎない?1ETHじゃ無いんだよ?)という事で、この金額でスタート。
さてどうなるか。

今正直思ってるのは、多分play to earn (冒険者NFTや$BCトークンを仮想通貨で売買し利益を得る事)としては私の場合、他のNFTがそうであった様にリアルマネーとしては損すると思ってる。元々の頭が弱いのとゲーム好きだけど得意では無くて、純粋に利益を求める方法となると良い手段を見つけれない自信がある。
とはいえ、どうなるかまだわからないので損をするのか、はたまた利益を享受できる可能性が有るのか、実際にプレイして見ていこうと思う。

ゲーム中のトークンは1$BC=0.025USD予定。
AGCは1個あたり500USD相当(執筆時点で日本円で74,500円)の価格で販売、最大発行個数は10,000個。そしてAGCを所持するユーザーは、1個につき、最大で19,000$BCをゲームプレイにより獲得できる(先行リリース期間に最大14,000$BC、ゲーム本リリース後最短90日間で5,000$BC)。更にこれに加えて、先行リリース期間中にゲームパフォーマンスに応じてランキング報酬やミッションイベントによってトークンを獲得する機会もある。

公式参考(一部追記してます)
※AGCとは冒険者NFTの事

ん?リリース後最短90日で5,000$BCか。つまり1日最大55.5$BC。しかも効率のいい最高レアNFT 1体で。3体で166.7$BC。多分レアリティがコモンとかだと1日あたりの獲得トークンはもっと低くなるんだろうな。

売る目的で始めたわけじゃ無いけど金勘定だけを見てみると14,000$BCは先行期間(1ヶ月プレイ)に入手可能なので350ドルになるとする。今日現在1ドル149円後半なので約52,150円ほどになる。コインチェックへの手数料入れて約76,500円で購入したので入手後、プレイしてトークン入手したとして1体あたり-24,350円からのスタート。残り90日かけて5,000$BC分の18,650円を頑張って手に入れて、-5,700円。最後ジェネシスNFTを売って良い値がつけばto earn目的の場合は利益出るのかな。まぁ、勘のいい人は1番高い時期見計らってすぐに離れれるんだろうな。

でもこれさ、面白かったらNFT売らないだろうし、つまらなかったら価値は紙屑と化すだろうし、旬がすぎたらなんというか、損するもんだよね。今後10年かけて全ての$BCトークン採掘される様に設計されているとの事だけど、埋蔵量限られてるから出尽くした後はどうなるんだろうか。持ったままでやらなくなった人が出てきたら需給バランス崩れていきそうだよね。実際トークンのBURNも視野に入れてるみたいだ。

それにしてもね、ゲーム性がわからないまま、先行者は特典がありますよと謳いながらNFTを買う事を先に勧めるのって今の手探り時期だからできる事なのかなと思う。今後この分野のゲームが当たり前になってきたらちょっと変わってると嬉しい。
例えば、今のNFTとか使わない一般的なゲームって殆ど体験版があるの。それで買う前に一回ゲーム性を体験して気に入ったら本作買ってくださいっていうのが当たり前になっている。でも今回それら(体験版)を殆ど提供せずに先行でNFTを販売する手法はまだ話題優先自己陶酔型NFT販売が多く出た過去のノリを踏襲しているのかなと感じる。(あれ、これ過去の恨みつらみが出てるのかな?)
このウィザードリィBCはNFTやトークンを話題性だけでゴリ押しして売るスタイルではないと思うんだ。思いたい。その思いで制作されてきたんだと思う。ただ、今回は話題性の力(IPブランド)を行使するのが妥当だという事でしただけなんだろう。
前例がなく、換金行為に相当する問題に関して法律をクリアするのに2年費やしたとの事なので先行投資ばかりで先が見えない本当に開発が苦しく今まさに黎明期のゲームシステムだと思う。だから応援はしたい。NFTも3つ買った。NFTの価値が下がっても別にいい。ゲームが最初つまんなくても別にいい。でも改善や、のめり込める要素の追加とかして根気よく少しずつプレイ人工増えていくように磨いていってくれると嬉しい。

なので、この分野のゲームもサステナブルなゲームとして売るという未来を目指すのなら最初にゲーム性を売る!になっていって欲しいなと思う次第です。部外者が言ってもただ無知で無責任な戯言にしかならないんだけど。私は責任ないもんね。言うは易しだ。行うはなんとやら。

シンプルなゲームに何万もかけるのって、売買目的の人か、余程奇特な人だと思う。シンプルで面白いゲームは沢山ある。ゲーム性だけの勝負ならそれで済む。このゲームは中毒性のあるゲーム+小遣いを稼げる様にするという試みが面白い。NFT+トークン両方を獲得できて、特定の市場で一般売買できるのって国産ゲームで初めて見た気がする。(リサーチ不足なだけかもしれないけど)

今後の予定

先行プレイ令和5年10月19日(木)1ヶ月間。
その後一般リリース。
来年のQ1に携帯版アプリのリリース。
Q2ごろにコラボやイベント、ギルドシステムの追加
Q3、4ごろにノベルやコミック展開。大型コラボ。

ウィズが手元でプレイできるのはメチャ楽しみだ。
宝箱からさ、私の灰じゃくて冒険者NFTの灰(生き返ると冒険者NFTになる)が出てきたらさ、ワクワクしない?

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