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大麻解禁について思うこと

近年、医療分野や産業分野だけでなく、ニューヨーク州やカリフォルニア州、カナダなどの国や地域で嗜好用大麻が解禁されています。今後もその流れは続くでしょう。日本での議論は、反対派は頑迷固陋で話が通じず、賛成派はキチガイばっかりで、中立的な話があまりないように感じます。大麻は有害ともいわれていますし、たばこよりも無害ともいわれています。問題となっている成分であるTHC(テトラヒドロカンナビノール)に関しても、様々な話があります。そのため、なるべく中立的に話してみたいと思います。

1,解禁された背景として囁かれていること

もともと欧米では大麻が横行しており、欧米人の薬物の生涯経験率が異常に高く、大麻に関しては、アメリカ、カナダ、フランスなどの国は4割に達しています。まともに取り締まったら、警察業務に支障が出るレベルで広まっていました。そして大麻の生み出す金は、犯罪組織の膨大な収益となっていました。解禁することにより、犯罪行為を合法的な経済活動にし、犯罪組織を排除、さらには巨額の税金が取れるという形に持っていくことが可能となりました。

生涯経験率

2,解禁後のデータとそれによって明らかになってきたこと

解禁されたことにより、使用者が、使用歴や使用頻度を正直に話すようになり、大麻に関する医学的なデータや、統計学的なデータが次々と集まり、さらに、正確さを増しています。これにより、統合失調症などの精神病の発症率などの、脳への影響に関してもわかってきました。そのデータによると、大麻は無害ではありません。脳が変質し、精神病の発症率、IQの低下などの知能への悪影響などをもたらすことが明らかになっています。しかも、データの多くは、昔、流通していた、THC含有量の少ない大麻に関するものです。現在の大麻は、当時に比べてはるかに強力です。それに関するデータは十分に集まっていませんが、解禁された地域において、不自然な勢いで精神病の患者が増えているそうです。

3、日本での解禁は無い

日本では、大麻がほとんど流通しておらず、また、大麻精神病による事件も発生しているため、解禁は無いでしょう。この事件は、大阪府門真市の立石直也なる人物が、大麻精神病の影響で訪問看護に訪れた女性を襲い、強制性交等致傷で裁かれた事件であり、6年の懲役が求刑されましたが、大麻精神病による、心神耗弱が認められ、懲役3年執行猶予5年となった事件です。このような事件が発生し、大麻精神病に関する判例ができてしまった以上、何を言っても無駄です。諦めてください。

4,医療大麻

医療大麻の効果に関しては次のような効果があるといわれています

鎮痛作用

鎮静作用

催眠作用

食欲増進作用

抗癌作用

眼圧の緩和

嘔吐の抑制

これらの作用により、HIV、アルツハイマー、パーキンソン病などの250にも及ぶ病気に効果があるとされています。医療大麻に関しては、学者が議論し、厚労省がガイドライン作成を行うべき分野であり、ここではこれ以上の話はしません。

5、産業用大麻

大麻は、非常に優れた原材料です。農薬や化学肥料をほとんど必要とせず、短期間に成長します。衣類、建材、美容、プラスチックなど、極めて多岐にわたる分野で利用されており、今後もさらに利用範囲は拡大していくでしょう。世界的にも、グリーンラッシュと呼ばれ、非常に注目されています。日本も、戦前は栽培が盛んでしたが、GHQによって厳しく規制されました。大麻取締法は、麻農家を守り、大麻産業を守るための法律だったそうです。石油産業の育成と市場拡大が目的と言われています。

6,大麻取締法の改正

大麻取締法改正により、使用罪が創設されるそうです。これにより、大麻の使用も禁止されるわけです。しかし、あまり話題になっていませんが、医療大麻解禁や産業用大麻の発展に関する内容も盛り込まれています。これにより、日本も本格的な医療大麻や産業用大麻の研究や発展が期待されます。使用罪に関しては、国外事犯に関する規定がどうなるのかという問題もあります。嗜好用大麻が合法の国や地域での使用を処罰すべきでしょうか?

7、最後に

大麻に関する議論においては、気持ち悪い連中や、話の通じない面倒くさい連中、キチガイが出現するため、冷静に議論するのが難しい分野でもあります。日本では、嗜好用が解禁されることはないでしょう。やりたかったら、海外に移住するしかないでしょうな。しかし、海外を見ていて思うのだが、THCを抽出して、白い粉に精製して、量り売りをしたら儲かると思うのだが、こういった話を聞きませんな。頭が悪くなって思いつかないのかな?

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