私はとにかく判断が遅い
昔から、私の眠るときに見る夢は鮮明じゃなかった。
ふわふわしている?というよりも、
体感なんだよ、そこに人がいて、自分はここにいて悲しんでいてといった具合に。
なんとなくの景色はわかるけど、対象を見ようとしても、見えないって感じかな。
最近は割とリアルな夢も見るけど
幼少期から一貫して、視覚要素の薄い、体感型の夢が多かった。
何事もクリアじゃなかったんだなぁ、と最近になって気付いたことがあったので
ここ(note)で整理したい。
私は自己肯定感が低い、
それは薄々気が付いていたのだけど
それって幼少期に太っていて目も小さくて毛深くて…容姿にコンプレックスがあったからくらいにしか認識していなかった。
それが最近、長年連れ添ってきた夫との関係性が変化してきて、自分の特性に気づき目を向け始めたの。
自分は発達障害なんじゃないか?と思うようになった。
仕事が続かないのも、人付き合いが上手くいかないのも、特定の家事を頑張っても疲れちゃうのも
自分がダメだからだと思ってたから
自己肯定感が上がることはないよね
しかもその自己肯定感を上げる?というか最低限保つためにも正社員で働いてはじめて一人前になるんだって思い込んでいて、でも就職もできないし子供の保育園の手続きすら思い通りに進められなくて…自己肯定感は下降していくばかり。
それが、自分には特性があって、その特性って発達障害だったのかもしれない!って気づいたのが
お恥ずかしながらつい最近。
きっかけは些細な事だった。
いつものように夫はカメラやパソコンを欲しがる、しかもただ欲しているのではなく、自分の夢のために確固とした理由があり様々な情報を収集したうえで欲しがり、逐一私に相談してくる。
私は夫の夢や希望を全部受け入れて、でも家計のことを考えると今はどうしても買えないという。
夫はまた饒舌になる、私は渋々承諾し購入するが、
自分の中には不満が募る。借金をするわけではないが、貯金が貯まらない。
そのサイクルを繰り返しているのを見てきた義母が
私に違和感を覚えていたらしい。
私の言動にいつも疑問があったらしく、数日熟睡できないこともあり思い悩んだりするようになり
とうとう夫に相談したらしい。
・いつも話したことへの返答に手応えがなく、取り繕ったようなものばかり。
・お金のことに関しては、きちんと管理してる感じがしない。夫のことばかり言う割に自分がどうしたいか主張しない。
・家の中の物の配置などがチグハグしてる。なんでここにこれがあるの?っていつも思っていたらしい。
おそらく今回はお金の問題だったから、実害があるから勇気を出して相談したんだと思う。
私は自分は夫に話を聞いてもらえない被害者としか思えてなかったし、経済DVかもしれないとさえ思っていた。
だから自分がおかしいと思われるのはショックだったし、
無意識に生活していて、そのようなかたちでお義母さんを悩ませ苦しめていたことにもショックを隠せない。
そのダブルショックで夫の前で声を殺し顔に麻布のようなシワを寄せて泣いた。
一頻り泣いて呼吸が止まりそうになりながら何かを吐き出した、それは意外にも言語だった。
「別れたい」
そこから少しずつ何かが流れ出した。
蓄積した不満、と自分の主張である。
この自分の主張というのがまた未成熟で、
ホットケーキのドロドロの生地みたいなものさね。
というのも、私は自己主張するという発想があまりないということに気づいたのです。
いつも自分がしたいこと、自分の欲しいもの、自分の考え、持ち合わせてないのです。
普通「え?」って思うよね、私も言語化してはじめて
「?」って思った。
全くないわけじゃないんだけど、
自分は何がしたい?
この中で何が欲しい?
私はどう思ってるの?
って問いにものすごく時間と労力をかけて答えていたのです。これが当たり前だと思ってたんだけど
辛かったよ、自分から何かを出すってことが。
大変で大変で。
例えば上記のような夫婦間の金銭問題の事例でいくと
普通の夫婦の場合
夫がいくら欲しいものでも
家計を守る主婦とは、経済状況をみせて説明して
双方納得したうえで購入か保留か断念か、などと解決するらしい。お互い納得するまで話し合うみたい。
私は流されるんです。流されるというか
自分のビジョンが明確でないし、自分がどうしたいか、どう考えてるか主張せずにただ、
買えないということだけ伝えて
その相手の反応にびくびくして黙り
相手のビジョンが明確だからこそ、そこからポンポン出てくるアイディアを形にすることを何となく手伝ってしまい結果的に相手の意思を認めたと誤解され
自分の腑に落ちない決断をしたことになってしまう。私はなんの決断もしていないのに。
はたからみれば私の不満の意思と行動はズレている。
義母には、夫の高額な買い物に困っていることを相談しているが、家計を管理している立場なら色々な主張ができるはずなのに、結果的に承諾してしまっているのだから。
実際私は承諾などしていなかった。
夫に誓約書を書かせて、3年はカメラやパソコンなどの機材を購入しないと約束してもらった。
その誓約書は
見事に無視されしまいには
「夫婦の仲を悪くするにはとっても役に立ったよ」なんていわれたりね
ここまで書くと夫も大概だと思われるけど
彼もまた精神疾患で通院していて
考え方の硬さもある。
普通に組織に属して働くのは無理が生じるくらい。(今は障害枠で働いている、けど来月末には退職予定)
ちなみに義母は夫の金銭感覚については再三注意してくれてました。良識のある慈悲深い人です。
夫とは少しずつ話し合い、言葉が出ないときは待ってもらったり
対面で萎縮してしまうときは文書でやりとりして
お互い歩み寄っていった。
話してみたら、誓約書という形をとったのは私なりの主張だったんだね、ということもみえてきた。
「別れる」という選択はしなかった。
自分の主張を、掲げることも、形作ることすら難しいと気づいたのは、
義母の私に対する違和感の告白のほかにもう一つあります。
YouTubeの 彩乃さん という方の動画をみて
自分の思考と似ていて、生きづらさも似ていると思ったから。
彼女はアスペルガー症候群とADHDの診断を受けて、自身の障害のことをYouTubeやTwitterなどを通して発信している。
私は、彼女の
断る発想がないという動画をみなければ
自分が生きづらかったなんて気付けなかったかも。
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彼女の思考や経験を詳しく言語化してくれて、動画にしてくれて、それに出会えてよかった。
私の特性をまとめると
①自分の主張をするのが苦手
そもそも自分の考えにアクセスする習慣がない
意識しないとできない、時間がかかる。
言語化しない思考・感情は未処理のまま蓄積されますます思考を重くする。
②相手の言葉を真に受ける
相手の言葉を100%だと思ってるから、疑いもしないし、〇〇ができないと言われれば、〇〇できないんだとこちらが受容して終わり、自分の欲求や都合を伝えてかけあったりしない。
③自分から発信しない
自分の考えを言語化していないから、まず自分の考えを伝える材料がない。基本受け身。話題をふるのも苦手。何を話したらいいかわからないし、かりに話したとして、自分の選択した話題に自信がないから有意義な会話に繋がらない。意見を言うにしても引用っぽい。
④受け取る情報量が多い、または一気にきたとき思考停止する。
特に忙しいとき、レジ業務などパニックになってしまう。焦らなくても大丈夫!って言われたけど、大丈夫じゃないの、思考停止は制御不可なの。
また、それほど忙しくなくても自由度が高い仕事は混乱して何をしていいかわからなくなってしまう。
書店でバイトしていたとき、雑誌の挿し方は割とセンスで決めないといけない。選択肢が多ければ多いほど決められない。そう考えると、1冊1冊帰るところが決まっている図書館で働く方が向いていたかも?
⑤決められたり、与えられたりする課題をこなすのは得意。
だから学校の勉強って楽しかったし、小学校中学校のうちは成績もよかった。ただ、高校に上がって急に選択しなければならないことが増えて授業どころか学校のシステムについていけなくなった。
しかも、私服で単位制の高校だったよ、書いていて本当に無理してたんだなぁって思った。
高校の話の延長で、当時予備校に通っていたのよね。そこも自分で決めたわけではなく、仲良かった友達に誘われるがまま。東進衛生予備校だから、吉祥寺で収録した授業をビデオでみて、み終わったらわからないところはスタッフに聞くというスタイルなんだけど。
何がわからないかがわからないのよね。全て受け入れるから、自分がどう理解するかとかじゃないんだよね、与えられた映像が全てだから。だから本当に解けない数学の問題を一度くらいしか聞かなかった。
スタッフともろくにコミュニケーションとれずに
進路の相談もできずに
私大しか受からなかった。
けどその大学では心理学を勉強できた。
⑤他人に相談できない
相談して解決しようという発想は、割と重大な問題が生じないと起こらない。
他人に相談して言語化して整理されてはじめて感情の処理ができるんだなぁと、今さら気づいた。
⑥メールやLINEなどは大丈夫
多少の時間はかかるけど、対面で会話するよりも断然楽。私がちまちまメールの文を作ってるの、電話のほうが楽じゃない?早いし、なんて言われるけど
電話苦手です。確かに電話しちゃえば早く解決することも多いから勇気を出して電話することもある。
あと、ブログなどスマホやパソコンで文書作るのは楽だけど
肉筆は苦手。
自分は何をどう対策していきたいかというと
まず取り掛かっていることは
❶小さい頃からの記憶(特にネガティブなもの)を書き出し、客観的にみて、そのときの感情を整理する。私は短期記憶の活用は苦手だけど
一旦定着してしまった長期記憶は忘れない。(当たり前か)
小さい頃の記憶を気持ち悪がられるくらい覚えていたりする。多分未処理の感情を置いてけぼりにしまいと、無意識に覚えていたのかな?
❷ある程度日常の困りごとが整理できたら
クリニックに行く、実はもう予約済み。
❸それから心理学を学びなおす。
大学で心理学・人間科学を専攻したのも、当時はなんとなくだった。今思えば、生きづらかったんだなぁってわかる。これはもともと好きな分野だったし、
自分で情報を収集するというスタイルの独学でも続きそう。
❹あと、相手の言葉を受け入れるから、騙されたり被害にあう可能性がある。子供を持つ親として、それは上手く対処していきたい。まずはある程度の理解を得た社会的な知識をつけたい。お金の知識をつけたいからファイナンシャルプランナーの資格をとりたい。幸いにも決められた勉強は好きだし、合否など、はっきりしている指標があると助かる。
それに加えて、社会的な知識というか、教養として
やはり性教育や性被害における社会の制度
法律などについても勉強していきたい。
長くなってしまうのでここらへんで終わろう。
苦手な家事についてはまたあえて整理したいし
クリニックに行ってから書きたいことも増えるだろうし。
今日は長女の個別懇談もあるし、
お昼はうなぎ食べて元気出そう。
書き出せて少しスッキリした。
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