見出し画像

手足口病ってどんな病気?|大人が移ると悲惨な感染症

5~8月、暖かくなって外出が増える時期に乳幼児の間で大流行するのが「手足口病」です。

「ヘルパンギーナ」「咽頭結膜熱(プール熱)」と並ぶ三大夏風邪のひとつで、名前の通り、手や足、口の中に水疱性の発疹が現れるウイルス起因の感染症です。

この記事では、当時生後4ヶ月の娘が感染した時の様子や看病の後、夫婦揃って「手足口病」のウイルスに打ちのめされた数日間をレポートしていきます。

感染経路は幼稚園や保育園だけじゃない

8月、大きな公園で開かれたイベントに出演。抱っこ紐で娘を抱きながら、観覧に来ていたたくさんのご家族とも談笑を楽しんだり、成長した娘と触れ合っていただきました。同じように育児中のお母さんから、保育園で「手足口病」が流行っていることを聞き、気をつけなければと意気込んだものの、時すでに遅し。イベントから4日後、娘のお腹や腕に小さな発疹が。

最近治まってきていたのに、また脂漏性湿疹かしら、と思っていたらその晩、39.5℃の発熱。

夜間病院で「4ヶ月でかかるのはめずらしいね!」と驚かれながら、手足口病の診断をいただきました。

毎年流行するにも関わらず、治療薬もワクチンもないという、ただウイルスが過ぎ去るのを待つだけの感染症。解熱用の座薬を処方して頂き、熱が38.5℃を超える度、座薬をさすだけでした。

熱は2日程で下がったものの、寝つきは悪く3日目には、発疹同士が重なり手首や足首は、カサブタのように。

解熱後もウイルスは、2週間ほど潜伏するらしいのですが、インフルエンザなどのように登園禁止にはならないため、幼稚園や保育園で流行してしまうようです。

発疹の後は残らない

発疹は2週間ほどで消え、カサブタのようになってしまうほど、酷く出ていた手首の発疹の跡も、3週間ほどで綺麗に消えました。消えるまでに時間がかかり、跡が残らないか不安になる方も多いかと思いますが、赤ちゃんの代謝恐るべし。我が子は綺麗に消えました。

大人の手足口病は悲惨

娘の発熱から4日後。夫が発熱。39.3℃。喉に軽い痛みと倦怠感。夫のために好物のミネストローネを作るも、喉の痛みで飲み込めないほどでした。

夫の発熱の翌日、私も39.0℃の発熱。唾を飲むのも耐えられないほど喉の激痛と激しい頭痛に襲われました。1日3回市販の風邪薬を服用するも無意味。痛み止めを飲んでやっと痛みに耐えながらも飲み物を呑み込めるレベルでした。

高熱は、2日続きいちばん辛かったのは、母乳が全く生成されなかったこと。完全母乳だった娘の命綱だったため、なんとしても飲みたい娘vs母乳の出ないお乳。吸われ続けて乳首は切れ、高熱にうなされながら激痛に耐えていました。

夫は発疹が出ませんでしたが、私の手や足の指先には水疱のようなものが現れました。

次第に水疱は、赤い発疹に変わります。

発熱から1週間ほどして水疱が出ていた部分は固くなり、脱皮するかのように皮が剥がれました。

無理に剥がすと痛いのでハサミでカット。

産後は特に徹底した感染対策を

産後の女性の免疫はグッと下がり、さらに慣れない育児に疲れも溜まっているため、大人はあまりかからないと言われるウイルスにも簡単に感染してしまいます。疲れるな、という方が無理ですから、徹底した感染対策を行うことが大切です。

娘の前でマスクをするのは可哀想な気がして、マスクもせず過ごしてしまったことが大きな反省点です。手足口病は、飛沫感染、接触感染、糞口感染で知られており、アルコールでは死なないウイルスのため、石鹸での手洗いが必須です。

お子さんと一緒に感染してしまわないためにもマスクを着用し、徹底した手洗いとうがいを行いましょう。

記事を気に入ってくださった方は応援💰お願いします。

ここから先は

13字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?