アッパーワールドでジョンレノンに会う(1)

2018年9月16日シャーマニズムのジャーニーのレポート (1)
 では、今日のシャーマニズムワークショップの感想を書きます。
 濱田秀樹さんのシャーマニズムのワークショップに参加するのは記憶にある限り4回目でである。
 今回は濱田さんが複数回の参加者のために次のステップのジャーニー体験を案内していただいたので、新しくふたつのことをした。
 今日は二回のジャーニーをした。
 一度目は前に出会った自分のパワーアニマルに再会したら、「元の世界に戻ったときどのようにあなたとのコンタクトを保ち続けたらいいですか?」と尋ねるということに挑戦した。(過去のシャーニーについては『魂の螺旋ダンス』第1章「部族シャーマニズム」に記録した。)
 乾いた太鼓の音が始まる。かつて現実に訪れたことのあるイエローストーン公園のモーニンググローリープールに飛び込み、私はアンダーワールドを目指した。
 もうこれぐらい深く潜ればいいだろうと納得するまで透明なホットスプリングの水の中を深く深く潜り続けた。地下世界に出た。草地から雑木林に向かう。
 鹿の群れ、カリブーの群れ、巨大な熊など、次々に出会うが私は自分のパワーアニマルがあの特殊なカモシカ兼ダイダラボッチであることを知っているから、ただ「やあ」と片手を上げるだけで進んでいく。「初めてのジャーニーの人は出会う動物たちに「あなたは私のパワーアニマルですか」と尋ねて歩く。)
 雑木林から森林へ。深い森の奥に彼はいた。カモシカの姿をしているが私は彼がダイダラボッチであることも知っていて、彼は揺らぐようにしてそのふたつの存在を行き来している。私は再会を歓び、彼のふさふさした毛の首筋に手を回して抱きつく。
 懐かしく安らかな感覚が広がる。
 しかし、今回はただただそれに浸るだけではなく、私は尋ねた。あなたとのコンタクトを地上世界(ミドルワールド)でも保つにはどうしたらいいですか」
 「私があなたのお腹の中に入る」そう言って彼は小さくなって私のお腹の中に入った。するとお腹の中に温かくやさしいパワーが漲ってくる。最近すべてに於いて気力を失いかけ、この社会から解脱してしまいたいと感じていた私に生じてきた久しぶりの「パワー」の感覚である。
 私はアナハタ(ハート)チャクラとヴィシュダ(喉)のチャクラだけを行き来して表現するということを続けてきた。しかもどちらかというとアナハタの中でも上層。喉にとても近い肺の上部から喉にかけてだけをエネルギーを行き来させて表現を続けてきた。
 ある意味、それは浅い呼吸だけをしながら表現していたということであった。(つづく)

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