バカしかいないJRの話

 さて今日のボヤキ漫才のはじまりはじまり。御用とお急ぎの方はスルーしてください。

 今日のヘルパーは60すぎぐらいの女性で、坂道で「はあはあ」いうとき、気を使う以外は特に欠点なし。ゆえにその先に行こうと思い、ホームでは線路と車椅子を平行にしてブレーキをかけてください、6キロ以上のスピードの出る電動車椅子は軽車両だけど、それ以下のスピードの車椅子は道路交通法上、歩行者なので原則は右側通行してください。列車が入ってくるとき急いでブレーキを外さないでください、線路と平行でブレーキをかけたまま列車が停車するのを待ってください。(いつCIAに偶然を装って押されるかわからないのでとは言わなかったが)など注文しました。次回よりぜんぶ守ってくれるでしょう。これらはぜんぶガイドヘルパーの研修では習わなかったそうです。ですがアマゾンで通販の中国製車椅子の解説書にぜんぶ書いてあることです。
 ちゃんと講習で教えろよ・・・。

 さて今日の問題その1はJRです。僕はJR長尾駅で最終的には阪堺線あびこ道に行きたいが、天王寺乗り換えと新今宮乗り換えとどっちが便利か。と尋ねた。が、駅員はにわかにはわからず鉄道路線図のようなものを持ってきて、ああでもない、こうでもないとやっている。結局、天王寺は上町線だから乗り換えの必要があり、新今宮のほうがいいと言った。しかし、あとから調べると天王寺からあびこ道へも乗り換えなし便は出ていたのだが、まあ、いい、いっぺんそうしてみようということにした。
 駅員はしばらくお待ちくださいと言って駅室に消え、出てきたとき、京橋駅で外回り線に乗ってくださいと勝手に決めていた。しかし、ここいらの車椅子ユーザーなら知っていようが、学研都市線京橋についたとき、外回り線に乗り換えるには、エレベーターに乗って内回り線ホームを端から端まで歩き、そのあとエレベーターを降りて外回り線に昇るエレベータに乗って上がる必要がある。5分から8分かかるだろう。新今宮はだいたい環状線の対面に近いから、その手間をかけても外回りに乗れというときは時刻表を見て、その方が早いとわかったときに限る。常識だろ。
だから、僕は、係員は当然時刻表を見て、手間をかけても外回り線へ移動して、外回り線に乗るべきだと判断したのだと思った。
で「はい」と言って、電車に乗った。京橋の駅員は「外回り線という指示を長尾から受けてます」と言って我々を外回り線に案内した。エレベーターの込みもあり、8分ぐらいかかったのではないか。
 そして外回り線ホームにつくと、駅員は「次の電車は当駅止まりです。その次の電車は天王寺止まりです。その次の電車に乗ってください。」と言った。「はあ? あの長尾駅の駅員は時刻表を見て、外回り線という指示を出したんじゃないんですか? 」「わかりません。外回り線とだけ聞きました。」その間に内回り線では何本も発車していた。ただエレベーターを1回昇るだけで乗れた電車だ。なんという不手際。
やっとくだんの電車が来て「絶対、内回りの方が早かったですね」とヘルパーさんと言いながら、新今宮まで行くと、なんと!迎えのスロープが来ていない。これに乗れと言ったからここまで待ったのだから、この電車にスロープが来ないなら、何のために待ったのか、さっぱりわからん。いろいろな人が手伝ってくれたのでなんとか降りられた。
 先にこの話を完結させよう。帰りの京橋で同じ人に会った。彼がいうには、乗車された列車番号を私がまちがって新今宮に連絡した。すみませんでしたということだった。人間誰でもミスはあるだろう。自己申告して謝罪したのだからこれはこれでいい。
ただ、長尾駅が時刻表を見て指示した場合でなければ、長尾駅の言ったことなど無効だと考えるべきだったと言っておいた。
 そして長尾についたとき、最初に外回り線を指示した人に会った。私が
「あのとき、時刻表を見て、外回り線の方が早いと判断して指示を出したのか」
「はい。ある程度の移動の余裕を見ながら判断させていただきました」
「意味不明です。時刻表は見たか、見なかったか聞いています」
「はい、車椅子であることを考えて、時間の余裕を見て、想定される時間で判断させていただきました」
「くにょくにょ言わずに、時刻表は見たか、見なかったか、はいか、いいえで答えてください」
「見てません。想定される平均的時間が・・・」
「時刻表をあなたが見てないなら、京橋駅に指示を出さないでください。そしたら、京橋駅の判断で内回りが早いか、外回りが早いか即座に判断できます。内回り線はエレベーター一本で行けるが、外回り線にはエレベーター3本乗らなければならない。京橋駅の人は長尾から外回りを指示されたことしか考えてなかったです。もし、時刻表も見ないで出している無責任な指示がなければ、京橋の駅員は自分で判断できるでしょう。いったい、何のために指示を出したんですか? 妨害にはなっても益にならなかった」
「すみません」
「次回からもし時刻表を見て移動時間も計算し、すべてに責任を持つなら、次の駅への指示をしてください。そうでないなら、最終目的地をいうだけでいいです。そして乗った電車をいえば、京橋駅は十分に時刻表を見て考慮する時間があります」
「そうですね」
「長尾駅全員そうするように、あなたからお伝えください」
 阪堺線の話もあるのだが、疲れたので、とりあえずここまで。

追伸
釜山も台北も地下鉄はすべて、ホームと車両がフラットのバリアフリーなので、自分で決めて行動できる。バカな駅員の間違った判断や指示に振り回されることはない。

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