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天から地獄まで 果てしなき輪廻

23歳のときにつきあっていた女性(27歳)を僕が振って、数年後、彼女は自殺しました。
彼女の友人からはあなたが殺したという長い電話が何回もかかってきました。
ある日の瞑想中、僕は重い鉄の壁に挟まれて永遠に出られない状態になりました。
それは今までに犯した罪のせいであり、実際、彼女も死んだ。当然の報いが返ってきているだけであり、仕方ないと思いました。
その鉄の壁を受け入れた瞬間、そこに一輪の花が咲いていました。それは僕がやさしくしたことで嬉しかった人が置いてくれたものでした。ありがとうと思った瞬間、あたりは一面の花畑になり、とても美しかった。
ところが、ああ、これは自分が人にやさしくしたことがあるからだと自分の功として考えた瞬間、すべての花が牙をむいて僕に襲いかかり、僕は無数の口に噛みつかれて激しい痛みを感じ、血まみれになりました。
そんな天国と地獄が何回もアップダウンしました。
それはまったくコントロールできない。
ごめん、ありがとうと思うと、花々が咲きほころび、
やったね、僕の手柄だと思うと一斉に噛みつかれるのです。
それが無限に続いていくのです。
ああ、これが無限に続いていくのを自分ではどうすることもできないと痛感しました。

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