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imagine no possession の真意

imagine no possession の真意

パサール祭のひとつのターフで、ステージには出なかったアマチュアのおじさんがイマジンを弾き語りしていたとき、めっちゃうまかったとかそういうのではなくて、タイミング的なものだと思うんだけど、
imagine no possession というくだりで、過去最高にこのフレーズが自分に入ってきた。単に何も持っていないという感じではなく、海も空も森も仲間も恋人も何ひとつ自分のものではないという感じから、さらに自分が全存在に溶けて、同時に全存在が自分になだれ込んでくる感覚に見舞われたのだ。
ジョン・レノンが歌ったのも、マルクスが言いたかったのも、「所有」とはまったく次元を異にする、この究極の豊饒性さだと感じると、自分が消えてしまった。

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