子育て的なやつ

日々寝不足で、それは子の生活リズムが関係するんだけど、別に子を恨んでいるわけじゃないがやっぱりあんまり眠いとイライラすることもある。
私は世帯主からすると「超過保護」らしいが、私からすると世帯主は冷たい。世帯主は私と年の差があって、父親の教育方法が殴った上に水風呂につける事だったりするので目玉が飛び出そうになる。
今放送しているNHKの朝ドラは、過保護なせいで子どもが弱るみたいな話で、我が家にとっては大変迷惑だ。これも朝ドラを恨んでいるわけじゃなく、ほらみたことかという言い方をする世帯主に責任がある。
私は幼少期からルールを守ったら愛してあげる系の過保護を母親から受け、世帯主はルールを守るのが当然で暴力ありの環境で育った。
そんな2人が一緒に子育てをしましょう、夫婦は仲間です、なんて話は絶対に通らないので、今は教育方針についての世帯主の助言はほぼ無視している。ちなみに世帯主は暴力をふるったことは一度も無い。

子育ての助言を無視するような精神力を持ったきっかけは、東日本大震災の時の原発事故。私の行動で子どもの寿命が左右されるという、新生児の育児中バリの状況に陥って初めて誰の言うこともきかないで行動する事を始めた。

穂村弘さんが子どもを持ちたくない理由として、大切なものを持つ事自体が嫌だと書いてたけど、本当に毎日それを実感していて、いざ子作りという時もそれについて逡巡した記憶がある。
（余談だけど子作りってめちゃくちゃセクシャルなワードなのになぜ許されてるのか不思議）
あとは「生まれた瞬間全く可愛いと思えなかったらどうしよう」という心配。誰もそんな心配はしていないと思うけど、私は子が出てくるその瞬間まで心配していた。10カ月間心配していた。結局腹の上に乗った瞬間「かわい～」で終わったんだけど。

それくらい愛と死への不安を持っている私に対して、過保護の一言で終わらせないでほしいし、もうすこし繊細な人間について理解してほしいと思う。

今さっき世帯主に言われたのが「子は俺の母親と似ていて策士だ、君は思うように動かされてるとしか思えない」。
過保護かと思ったらやりがい搾取のブラック企業の社長につかわれてた可能性が出てきた。
私は社畜の素質がありあまるので多分そうなんだろう。別にそれはそれで子が幸せならそれでいい。
交尾でメスに食われたカマキリのオスも幸せに死んでいったに違いないよ。