見出し画像

【書評】営業はツラいでしょー…というマインドを変える。 『何もなかったわたしがイチから身につけた 稼げる技術 女性のためのカセギスキル - 和田裕美』

画像1

女性のためのカセギスキルというけれど
男性でも当然ながら参考に出来るし、営業になんとなく苦手意識を持っている方には手に取りやすい一冊です。
AIに仕事を取って代わられると言われだいぶ経ち始めていると思いますが、まだまだ日常の生活を見れば、昔ながらの働き方ってありますよね。
例えば、時給で働くアルバイトやパートタイムの仕事。そして、正社員だとしても定型化した仕事もそう。
これらの仕事は、人じゃなくても良くない?ってなりつつあるものが、技術の進化によって益々増えている状況です。

営業(セールス)が普遍的で色あせない理由
営業(セールス)というのは、「人の心を動かすスキル」と著者の和田裕美さんは表現しています。
たしかに、Webで判断してポチるだけのサービスなら営業は不要です。
営業が相手の心の琴線にふれる話を伝え、「やりたい、やらないとまずい、いますぐ始めたい」そんな前向きな気持ちに転じるきっかけをつくるお仕事が営業の役割であるとするならば、何歳になっても活用できるし、どんな仕事でも応用できるはず。

稼げる人になる三つの原則、それがカセギスキル
セールスパーソンとして自ら実践し続け、個人としても組織としても結果を出し続けた和田さんだからこそ説得力の放つキーワードとなるのが”カセギスキル”の土台となる三つの原則。
「お金スキル|好かれるスキル|動けるスキル」
極めてシンプルな要素だからこそ、地で身につけることが出来ているかどうかはセールスパーソンの技量に大きく影響が出ます。
分かっていても体現出来ていなければ価値にはつながらないという、簡単そうで決してラクではないテーマ。

「共感力」は信用経済社会においても必須であり、試される人間力
営業は好かれることが大切というのは、考える必要もないぐらい大切な要素ですよね。
だって、嫌いだな、この人やな感じっていう人からわざわざ買いたくないですよね。(^^:
もしそのような状況でも選ばざるを得ない環境にいるとしたら、どこかであなた自身が無理をしているのではないでしょうか。
とはいえ、好かれるスキルというのは、難しいもので人それぞれ良さというものは違うわけで、ノンバーバル・コミュニケーション(雰囲気であったり、リアクション)という要素がこと営業においては、重要な要素の一つとして存在します。
元から兼ね備えている人は天職ですし、そうでない人は苦手な部分を避けながら良い部分を全面に出していく。
そんな意識でもって「共感力」を得ることが好かれるセールスパーソンのステップにつながり、これからの時代で活躍できる人になるんじゃないかと。

「幸せな未来を売る人」になる技術
傾聴力や押し売りしないトーク力というのを自然体で体現できる人がカセギスキルなモデルに近づくわけですが、それらは要素の一つであって、セールスパーソンの一番の醍醐味であり、強みとなることは「幸せな未来を売る人」になることでしょう。
それは、買った人が幸せな未来になることを保証する、という意味ではなく、この人の話を聞くうちにワクワクして、前向きな気持ちになって、一歩踏み出せるようになりました。っていう、きっかけをつくることが出来る人になることだと私は考えます。
もちろん、高額商材を売りつけて、結果疲弊させたり、気持ちだけ前向きになっても後からツラい人生になりました、なんていうことは論外です。

カラダと知恵を使って、「幸せな未来を売る人」って最高なポジションですね!

『何もなかったわたしがイチから身につけた 稼げる技術 女性のためのカセギスキル - 和田裕美』


このマガジンは、堀江貴文イノベーション大学校(HIU)の会員による、ホリエモン万博およびホリエモン祭の活動をお伝えします。