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【バアニャンお達者通信】老猫様向け保存食
去年、ナナンは推定16歳になったころから、顎の力が弱くなってきたようで、固形物(カリカリ)があまり食べられなくなってきました。
そこで缶詰のウェットフードをあげるようにしましたが、一度の食事で一食分(80g)は食べられず、ちょっと食べてはどこかへ行ってしまい、フラッと戻ってきてはまた食べる、を繰り返します。しかしカリカリと違って時間が経つとカピカピに乾いてしまうため、そうなるともう食べたがりません。
どこかへ行ってしまったとき、猫皿を持って行って見せてやるとまた食べますが、一日張り付いて食べさせるわけにもいきません。しかも缶詰は腎臓ケア用の療養食なので、カリカリや普通の缶詰より高いのです(涙)。それが半分以上無駄になってしまう……。これは困った、どうにかならないか……。
そこで考えたのが、息子の赤ちゃん時代に使っていた、離乳食用の小分け保存容器を使ってストックを作る方法です。10年近く前のものですが、捨てずに取っておいて良かった!
缶詰を料理用のボウルなど大きい器に入れて、食べやすいようにスプーンで潰して混ぜたものを、この保存容器に均等に分けて保存します。
ナナンの場合は「カリナール」という粉末の健康補助食品も食事に混ぜているので、その1食分と、最近は獣医さんから子猫用のカロリー高いゴハンも食べさせるよう指示されているので、それも1袋分混ぜています。
保存容器の容量は30gで、だいたい6食分くらい作れます。これを冷蔵庫に入れておき、1食ずつ電子レンジで温めて出してあげます。我が家の電子レンジの場合は150Wで30秒にしています。
これで無駄なくナナンも満足……という生活が現在はできていますが、去年の夏から秋にかけて、それでもだんだんナナンがゴハンを食べなくなり、やたらと水ばかり飲むという時期がありました。最初は暑いせいかと思っていましたが、秋になってもあまり食べられず、みるみる痩せていきました。
このとき実は深刻な脱水症状になっていて、水分不足が原因でナナンのお尻が破けてしまったのですが、その話はまた次回に。
「早くゴハンを出すにゃ」と無言の圧力をかける現在のナナンさん
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ナナンが家猫になるまでのいきさつをまとめたマガジンを公開しています。こちらもよろしければご覧ください!
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