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【バアニャンお達者通信】老猫様は毛づくろいをしなくなる
前回もちらっと書きましたが、老猫ナナン(推定17歳)は自分で毛づくろいをしなくなってしまいました。いつごろからそうなったのか、はっきりとは覚えていませんが、今年17歳になった頃からだろうと思います。
以前は頻繁に毛づくろいをして、あんなにキレイ好きだったのに……。私の母方の祖母が晩年、半身が不自由だったり痴呆気味だったりしたこともあって身なりを気にしなく(できなく)なってしまい、母が「あんなにお洒落だったお母さんが……」と嘆いていたのを思い出します。きっとナナンも祖母と同じような状況なのでしょう。
さて、猫自身が毛づくろいをしないとなると、人間がなんとかしてやるしかありません。でないと、余分な毛が抜けずにダマになってしまうし、何日も髪の毛を洗っていない人間と同じように、皮脂でしっとりしつつもパサパサした状態の猫毛になります。(さらに、私にはよくわからないのですが、息子は「ケモノくさい臭いがする」と言います)
ペット用のドライシャンプーを使う方法もありますが、蒸しタオルで拭いてから毛を梳くほうが手軽にできそうだったので、我が家ではこの方法を使っています。
お湯で蒸しタオルを作って拭いてやると、ちょっと逃げ気味にはなりますが、暴れるほどの抵抗はしません。ナナンは昔から水に濡れるのが嫌いで、足を拭かれるのも嫌がっていたのですが、拭いてもらうとちょっとは気持ち良いんですかね。
タオルを何度かお湯でゆすぎ洗いしては拭き、それから毛を梳くと、びっくりするほど毛が取れます。拭く時は、毛が生えている方向とは逆向きに、毛を逆立てるようにして拭くほうが良いようです。
背中や腰まわり、足の付け根あたりの毛は特に固まっているので、手でほぐしながら余分な毛を取ってあげます。
終わったあとは、毛がふっくらツヤツヤして、見た目にもとてもキレイになります。
本来は猫自身が毎日毛づくろいをしているわけだから、毎日できると良いのですが……。これがなかなかそうもいきません。でも、ただでさえ痩せこけていて、見た目が汚いとよけいに可哀相な感じになってしまうので、なるべくお手入れしてやりたいものです。
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ナナンが家猫になるまでのいきさつをまとめたマガジンを公開しています。こちらもよろしければご覧ください!
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