育成に時間をかけないことの重要性、ドラフト上位でコアの野手を獲ること

長期的育成の弊害

例えば高校生の選手を5~6年スパンで育てる方針を立てると、育った時にFA権取得で移籍のリスクがあるからあまりお勧めはしません。例えばベイスターズはPDCAサイクルを用いて段階を踏んだ育成方法みたいですが、それだと時間がかかります。例外中の例外ではありますが清原とかは高卒1年目で活躍しています。これも首脳陣が抜擢してくれたおかげでしょう。長期的育成ではいつまで経っても層は厚くならないので力のある選手は若い年齢でも使うべきです。ベイスターズは長期的育成を取っていますが、見直す必要はあるみたいです。

育成を支えるベテランの存在

若手の手本となるベテランの存在は重要です。経験のあるベテランがチームにいることで若手に技術や経験を授ける、あるいはベテラン選手が頑張っていたら若手も奮起して相乗効果をもたらします。若手・中堅・ベテランの軸がバランスよく整っているチーム編成が理想ではあります。ベイスターズは路線転換して藤田プロを獲得したり、宮崎に6年契約を結んだりいい方向に働いてはいますがその効果が出るのはまだ先ではなかろうかと思います。

穴を埋めるドラフトよりも軸となるドラフトを

フロント・編成は3~5年後を目指したドラフトをすると言っています。しかし、現場・ファンは勝ちが欲しいために即効性のあるドラフト(主に即戦力主体で埋める)を希望しがちです。そのためにドラフトで穴を埋めようとしていますが、基本的に骨太になるドラフトは野手・投手限らず素材のいい選手を上位で取りすぐ使うことです。高校生(大学生以上)でもスケールが大きいとかなら上位で取るべきではないでしょうか。ポジションの穴を埋めるためにスケールの小粒な選手を片っ端から獲得するドラフトはお勧めしません。

最後に

まとめるならこうなります。
①若手・中堅・ベテランがそれぞれにいるバランスよい編成を
②育成に時間をできるだけかけないように力のある選手をドラフトで

この2点をできるチームは強いチームだと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?