ベイスターズの今後

今回はベイスターズの今後についてどのようにしたら強くなるかの考察を自分なりにしました。

今後のドラフトは上位で積極的に野手を

ベイスターズのドラフトは10年間上位3人を投手2人、野手1人、その野手もセンターラインを守れるに限る野手という方針を固めていました。

2012
白崎(大学生内野手)、三嶋(大学生投手)、井納(社会人投手)、赤堀(社会人外野手)、安部(社会人投手)、宮崎(社会人内野手)/今井(高校生投手)

2013
柿田(社会人投手)、平田(社会人投手)、嶺井(大学生捕手)、三上(社会人投手)、関根(高校生外野手)、山下(大学生投手)/砂田(高校生投手)、萬谷(社会人投手)

2014
山崎(大学生投手)、石田(大学生投手)、倉本(社会人内野手)、福地(社会人投手)、山下(大学生内野手)、百瀬(高校生内野手)、飯塚(高校生投手)/亀井(高校生捕手)

2015
今永(大学生投手)、熊原(大学生投手)、柴田(大学生内野手)、戸柱(社会人捕手)、綾部(高校生投手)、青柳(高校生外野手)、野川(社会人投手)/網谷(高校生捕手)、山本(高校生内野手)、田村(大学生投手)

2016
濱口(大学生投手)、水野(大学生投手)、松尾(高校生内野手)、京山(高校生投手)、細川(高校生外野手)、尾仲(大学生投手)、狩野(大学生内野手)、進藤(社会人投手)、佐野(大学生内野手)/笠井(大学生投手)

2017
東(大学生投手)、神里(社会人外野手)、阪口(高校生投手)、齋藤(社会人投手)、櫻井(高校生投手)、寺田(独立投手)、宮本(社会人内野手)、楠本(大学生外野手)、山本(独立捕手)/中川(高校生投手)

2018
上茶谷(大学生投手)、伊藤(大学生内野手)、大貫(社会人投手)、勝又(高校生投手)、益子(高校生捕手)、知野(独立内野手)/宮城(高校生投手)

2019
森(高校生内野手)、坂本(大学生投手)、伊勢(大学生投手)、東妻(高校生捕手)、田部(高校生内野手)、蝦名(大学生外野手)、浅田(高校生投手)

2020
入江(大学生投手)、牧(大学生内野手)、松本(高校生投手)、小深田(高校生内野手)、池谷(社会人投手)、髙田(高校生投手)/石川(大学生投手)、加藤(高校生投手)

2021
小園(高校生投手)、徳山(大学生投手)、粟飯原(高校生内野手)、三浦(大学生投手)、深沢(高校生投手)、梶原(大学生外野手)/村川(独立外野手)、東出(高校生捕手)、大橋(独立外野手)

ということで上位3人の内訳は
高校生投手3人、大学生投手13人、社会人投手4人、高校生捕手0人、大学生捕手1人、社会人捕手0人、高校生内野手3人、大学生内野手4人、社会人内野手1人、高校生外野手0人、大学生外野手0人、社会人外野手1人でした。

こうしてみるとわかるが、上位に占める大学生投手の割合が多いことからも投手偏重ドラフトだとわかります。確かに大学生以上の投手を上位で供給し続けることは大事ではありますが、その弊害でコアとなる野手の薄さを感じますね。コアとなる野手(特に5ツール揃っている、大砲候補、身体能力が高い)は上位指名じゃないと取りにくいのでなかなか難しそうです。

ベテランの存在

ベイスターズは先ほども言ったように野手の薄さはあります。そうすると筒香の復帰はマストです。筒香はそれこそ出たら流れを変えるオーラを持っています。一発で流れを変えることもできる数少ない選手なのと、精神的支柱で若いキャプテン佐野や4番を打っている牧の支えにもなりそうです。
あとはヤクルト2軍で3割打ってても1軍で出番のない内川の存在です。ヤクルト側がリリースするかどうかにかかっていますが、彼も精神的支柱になれる数少ないベテランだと思いますし、何よりソフトバンク・ヤクルトで優勝経験を複数しているという手土産を持って帰って勝ちのノウハウ・メンタリティーを持つ貴重な選手です。こういう中堅・ベテランの存在は大事でしょう。
投手だと金子千尋とかも面白そうです。彼は有原にチェンジアップを伝授して有原の成績向上に貢献しているからです。南場オーナーの地元新潟出身という獲得におけるアドバンテージもあるのでリリースされたら安値でも行くべきでは?

FA戦士獲得

主なFA戦士はこちらです。

FA取得予定の主な選手

ここには書いていないが日本ハム近藤とかもそうみたいですね。
縁があるとしたら中日高橋周平か日本ハム近藤健介(周平は神奈川が地元と近藤は懇ろな横浜高校出身)ですかね。あとは現役ドラフトも今年から導入されるみたいなのでそこもうまく活用できればいいですね。

育成に4年以上はかけない、コーチに関して

ベイスターズの育成(特に高校生)は遠回りしている印象があります。力のある選手は2年・3年あたりで積極的に使うべきだと思います。9月でようやくショート森を積極的に使うようになったのはいい傾向です。それこそ短所を潰す指導よりも長所を伸ばす指導をした方がいい気がします。その手のコーチはいるはずなので(投手なら小谷正勝さん、打撃なら田代富雄さん)
今年のコーチ人事に関して一番評価したいのは1軍の石井琢朗さん、2軍の小杉陽太さんですかね。
石井琢朗さんは野手ミーティングを欠かさず選手にやって課題を共有してその課題を潰す練習をする引き出しの多い指導者として選手の間でも評判がいいそうです。動画でも秋季キャンプの練習量を増やすとか言っていたらしいので期待できます。
小杉陽太さんはデータを使った分析を投手に施し、東の投球構成を見直した結果、好投につながったという例があります。データ野球が主流の現在ではこういう指導者の存在は重要になってきます。
三浦監督・斎藤隆投手チーフコーチの枠内に強い球理論で四球の数も減っている、相川亮二コーチの捕手3人併用論とも相まって投手力が高まっているのも上位にいられる最たる理由だと思っています。
ですが、課題もあります。今までエンドランなどで動いている野球をさほどしなかったので失敗も多いです。だからと言ってやめていいとはなりません。未来への投資を考えたらむしろ積極的にするべきです。

外国人投手は4シームで空振りを取れる人を、野手は一発を

野手はソトの下降線とオースティンの稼働率の低さを見るとスペアの外国人野手は獲得するべきです。まさに、ソトは当初はスペアの外国人でした。それを言うと、ローズもブラッグスのスペアでしたし、ウィーランドもクラインやパットンのスペアでしたけどね。そして、投手は何かと2シームボーラーを好む傾向にありますが、ベイスターズの守備陣と相性はよくないです。4シームで空振り取れる選手が最終的にはいいでしょう。

3軍制導入に関して

ベイスターズは青星寮の部屋数が42あります。(これは3軍制を有しているソフトバンクの若鷹寮、巨人のジャイアンツ寮の44にほぼ匹敵する数)
なので、ドラフトで育成選手の大量指名を行い3軍制を導入する必要がありそうです。コロナ禍で試合ができないと育成如何にも関わってくるので試合をできる機会を作らなければなりません。独立リーグやアマチュアチームと試合をすることでその方面の脈を作ることもできるのでメリットが多いです。ですが、親会社のセカンドキャリア斡旋も必要となるでしょう。それは親会社であるDeNA社が頑張ってくれることでしょうからね。

最後に

下手な文章ですが、あくまでこれは個人の見解です。理想しか基本は書いていません。ですが、強いベイスターズが見たいという思いで書きました。
どうぞよろしくお願いします。



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