ベイスターズが優勝するには

今回はベイスターズが優勝するにはどうすればいいかということを書きます。

2軍との総動員・チームで戦う重要性

高校生1年目の若手・ケガ人以外は1軍と2軍を流動的にするやり方です。これは優勝したスワローズがやっています。投手運用も先発・中継ぎ問わず、若手・中堅・ベテランとさまざまな選手を使いチームで戦っていくというやり方がゆとり運用(先発は中10日登板、中継ぎは3連投をできるだけ避ける)を生んでいます。野手にしても若手・中堅・ベテランをさまざま駆使して育てながら勝つということも大事です。それには1軍の選手も2軍の選手も戦力の頭数と考えてもよさそうです。

骨太なドラフト戦略

ベイスターズは2019年に追浜にDOCKを設立して設備投資に力を入れました。育成面における強化をして若手の突き上げを継続的に発生させようとしています。そのためにもドラフト戦略は極めて重要になってくると思います。投手だとドライブラインさながらの施設をつくり出力向上とオプティトラックを用いた動作解析をできますし、野手はスイング軌道を計測できるブラストモーションを駆使しスイングの強さを計測できます。ベイスターズのドラフトはファンが穴埋めのもの(補強ポイントを埋める)を求めますが、中長期的な視点でいくと将来的に核となる高校生の選手を上位で獲得(19の森、20の松本、21の小園・粟飯原)というバファローズのようなやり方を施していくのも大事だと思います。バファローズも宮城・山本由伸・紅林が戦力化、ドラゴンズも岡林・土田・上田・高橋宏斗、スワローズも内山・長岡・高橋などと高校生が育っているので。

2軍に漬ける時間をできるだけ短く

高校生選手を上位指名するならすぐ2軍で使い、良ければ1軍に上げてもいいでしょう。間違っても育成するという名目で2軍に数年漬けるやり方だといつまで経っても層は厚くなりません。育ったころにはFA権取得がちらついて他球団移籍もあるので。

若手・中堅・ベテラン・助っ人がバランスよくいるチーム編成

ベイスターズのチーム編成を見ると助っ人は概ねいいと思います。若手の野手が少なめ、投手が多め、ベテランが全体的にいないのが気になります。特に投手。強いチームには投・打の柱がいるとともに精神的支柱のベテランがいることで若手の手本となり若手が育ちます。中堅も負けてられないと思いモチベーションも上がっていくのでベテランの存在は大事です。ベイスターズは方針を切り替え藤田獲得に成功しているのでもしかするとベテラン獲得に向けても力を入れると思います。

現場とフロントが一体となる必要性

例えばドラフト戦略の話になりますが、フロントが中長期的な計画を練り将来的なコアとなる高校生投手・野手を入れようとします。しかし、現場は勝ちを目指したいので即戦力の投手・野手を求めようとします。現場とフロントが齟齬を起こすチームは強くなりません。ベイスターズはドラフト直前のスカウト会議に三浦監督が出席し、三浦監督の意見を聞く機会があるのでそこはいい所だと思います。

コロナ禍での戦い方の変化

今年はコロナ感染に苦しめられたチームも多いでしょう。ベイスターズもその1つです。序盤にクラスター発生、終盤も2軍中心の選手にクラスター発生をしており試合を満足にできない期間がありました。当然試合に出さなきゃ試合勘を養うことができないので試合を成立させるための育成選手を多めに指名する必要性はあるでしょう。

三浦監督・三原球団代表の功績

今のコーチ(1998年優勝メンバー)を呼べたのには三浦監督の人徳によるものが大きいでしょう。斎藤隆コーチは進藤編成部長が何度も声をかけていたらしいが断っていました。しかし、人事畑出身の三原球団代表が必死に口説いた結果入閣となりました。石井琢朗コーチもカープ退団の際にコーチの逆オファーを受けていたとかいう話です。しかし、打撃コーチの枠は埋まっているとフロントが断りを入れた結果、スワローズ入閣となりました。ですが、スワローズの礎を築いた功績を作った職人型コーチで選手からの評判も高かったそうで、ジャイアンツ時代も選手に慕われていたそうです。ベイスターズもソト・森敬斗あたりがすでに慕っています。三原球団代表になってから長年オファーをかけてようやく実ったことです。これは相川亮二コーチもそうです。あとはコーチングアドバイザーをしている小谷正勝さんも三浦監督がやっているということで戻ってきました。小谷さんは春季キャンプでフォームを主に見ており特に入江・伊勢に対して球種を減らし、残した球種をブラッシュアップした結果、今の成績となるわけです。三浦監督という存在、同時に重鎮である青山道雄ヘッドコーチが98年メンバーの首脳陣をまとめているのでそこは功績かとおもいます。

補強ポイント

補強は主に少なくなった内野あたりが重点的になりそうです。外国人補強も4人以上埋まっており取るとしたらスペアとなるでしょう。今年は円安もありなかなか厳しそうです。
FA選手に関していうと基本的には札束攻勢とは言われてはいますが、地縁・先輩選手との関係性、家族、フロントにいる人物、首脳陣といった面もあります。そういった人たちと水面下で相談して移籍先に行きやすくしていると思われます。でなければすぐに決まりませんから。井納・梶谷はとある人から相談を受けていたし、山口俊もそうだったはずです。

最後に

下手な文章になりましたが、ベイスターズの優勝が見たいという思いで書きました。事実と異なる部分もあるかもしれませんし、あくまで私見なので、そこのところは承知していただけると助かります。最後になりましたが東京ヤクルトスワローズさん、セントラルリーグ優勝・連覇おめでとうございます!

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