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新刊ご案内です 『不登校そうだんしつ』

おかげさまで久しぶりに本が出ます、今月末の発売です。
日頃から応援していただいている方々に感謝です、ありがとうございます。

どんな本なのか、簡単に概要を書いておこうと思います。

「はじめに」

この「はじめに」を飛ばして読まれると、
ボクとしては困ってしまいますので
どうか飛ばさないで下さい。

なにが困るかというと、この本の概要について簡単に触れており
そこを知った上で読んでいただかないと、読者からのクレーム必死の展開が冒頭から始まりますので。

まぁ、その「概要」を今から簡単に書かせていただくので
この記事を読んでいただければ、それでいいのですが。

view01&02 親からの「Q」に「Q&A形式」で

この2つの章は「Q&A形式」で書きました。
ここは本書の“肝”とも言える部分でして、
ボクが書くことの意義というか使命というか何というか、
ボクなりのスタンスで書かせていただきました。

具体的には「Q&A」ではなく
「Q&A形式」になっています。

もう少し具体的にお伝えしますと

まず「Q&A」の「Q」は、親からの「Question」。
親からの疑問や質問、親の声。
その「Q」に対して、
ボクが専門家として「Answer」で正解へ導いていれば
それは「Q&A」と言えるでしょう。

しかし本書では
親からの「Q」に対して、ボクは答えていません。
「A」は専門家として正解を答えるのではなく
「A」として「ある子どもの(心の)声」で応えてみました。

なので「Q&A形式」ではありますが、
正解を示す「Q&A」にはなっていません。

正解を求める親のみなさんには
おそらくストレスのたまる「A」かもしれません。

けど、そうしたかったのです、ボクは。
「はじめに」でも書いてありますが、
本書のキーワードは「正解」という言葉です。

正解を求める親に対して
あえて正解を示さないことで
ともに考える機会にしていただきたい気持ちで書いてみました。

正解の見えない社会ですしね。
そもそも子育てに正解はないと言われますし、
そもそもオトナの考える正解は、なんか違う気もしますし。

けど、そうはいっても正解を知りたい親の気持ちも理解できるだけに
「これ、読んでる人は怒るだろうな」なんて思いながらのことですので
そこは、ご容赦下さい。

view03 不登校に関するデータをもとに

「view01」「view02」で
あまりにも正解を示さないで書いていることもあり
この「view03」ではガラッと内容が変わります。

ここでは多くのデータ、数字を取り扱っています。
もちろん「不登校」に関わる数字です。

「正解」という見えないものとは異なり
「数字」はハッキリと見えているものであり、変わらないもの。
それを色々と並べながら書きました。

ただ「変わらないもの」であっても
見方や解釈によっては、その意味合いが変わることもあります。
ですので、
あらゆる数字を示しつつも、
ボクの解釈も加えつつ、そして思うことも乗せつつ、という内容になっています。

不登校のことで悩む多くの親は、
あれこれとネットで情報を調べたりするものの、
「データ」を参考にする方は少ないと感じています。

たしかに数字ばかり眺めていても
頭が痛くなりそうな方もいるでしょうし、触れる機会も少ないでしょう。
しかし、ケースによっては得られるヒントも多いですので
これを機にデータや数字といったものが、いくらか身近になればと願っています。

view04 いじめのこと

ここは前章からの続きではなく
単独の章だと思って下さい。

当然のことながら、
全ての「不登校」に「いじめ」が関わるわけではありません。
しかし、
せっかく出版の機会をいただいたので、ここは入れさせていただきました。

全ての「不登校」に「いじめ」が関わるわけではなくても
一定の割合で、その要因に「いじめ」が存在するケースはあります。

一定の割合、といってもそれはデータの話。
実態がデータでは見えない最たるものの1つが「いじめ」だと思っています。

「不登校」を考えるというよりも
「教育」「社会」を考えるために、この章を入れさせていただきました。

この章の一部は、
ボクよりも実態に詳しい「いじめ探偵」NPO法人ユースガーディアンの阿部泰尚さんに寄稿をお願いしました。
阿部さんの寄稿は「いじめ」の実例に触れていますので、
いじめ被害に遭った方や、苦手な方は、この部分あるいは本章自体を読み飛ばして下さい。

view05 「さいごに」

ボクが伝えたいこと、というか言いたいことは
この章に収まっているような気がします。

だったら初めのほうに書けば良かったじゃないか、とも思うのですが。

前半が前半だけに、
この章まで、たどりついてもらえるかなと
一抹の不安はあります。

逆にいえば、
この章まで読んでいただいたら、もうそれだけで感謝というか
ありがたいことだなと思います。


全240ページです、多いですね、ちょっと。
なんかこの記事はダラダラと書いてしまいましたが、
ご興味を持っていただけましたら、読んでみて下さい。

あらためて本書についての想いは
ダラダラではなく、またどこかで書き残しておこうと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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