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ベトナムで子育て。教育のことは真剣に考えて。

前回のコンテンツで書いた医療と合わせて海外に住むときの重要事項が教育です。
私は小学4年生の娘と5年間、ベトナムで住みましたのでその経験のお話をします。

どれを選ぶか、大切な3択
幼稚園は日本の幼稚園もありますのでまぁなんとかなるのですが、その後、重要な3択がやってきます。
 ・日本人学校
 ・インターナショナルスクール
 ・現地校
小学校でどれを選ぶかで先がある程度絞られてきます。


日本人学校を選ぶと?
日本と同じ教育を受けることができます。
私立になるので授業料はかかりますが、べらぼうな金額ではありません。
ただし、中学校まで。
その先、どうするのか、という選択になりますが、多くは奥さんとお子さんがセットで日本に帰国するパターンが多いのです。
なぜかというと、学年が進んでからインターナショナル校に編入するのが難しくなるから。

英語力が足りない状態で入学すると、学校の勉強についていけないからです。
低学年の場合はまだ学校の勉強が難しくないのでなんとかなるのですが。


インターナショナル校を選ぶと?
まず強烈なのが授業料。
うちの場合、年間200万円ぐらいかかりました。
かなり痛いですが、親の都合で連れてきたのですから、頑張るしかない。
そして三者面談や学校からの通知は当たり前ですが、英語。
PTA的な組織の集会に参加しましたが、英語。当たり前ですが。。。
親が泣きそう。
でもお陰で娘は英語堪能になったので、良かったのかな?とは思いますし、結局高校は日本の高校に入りましたが、帰国子女枠と英語力だけで突破した感じです。

そうそう。
歴史とかの知識は悲惨なものになります。
徳川家康を、”とくがわ の いえやす”という状況。
帰国前に歴史の教科書で勉強を始めましたが、途中で断念。
どこまで進んだ? と聞いたら、”縄文ストップで”と。
最初の数ページじゃねぇか。

これは日本の教科書に問題あり、だと思います。
ただし、ちゃんとしたインター校にいくと、海外の大学への入学が楽になったりしますので、それを目指すなら、国際バカロレア認定校を選んでください。


現地校
いわゆるベトナム人向けの普通の学校です。
飛び交うのはベトナム語。当たり前。
親もベトナム語頑張れ。

こちらでベトナム人と結婚した方ならありですが、日本人夫婦には無理かと。


ハイブリッド版
現地校とインターナショナルスクールのハイブリッドというか、中間的なものもあります。
インターのような地獄の請求はきませんが、基本は現地校。
子どもたちの会話はベトナム語が基本になってくるようです。


小学校に上る前にお子さんをどう育てていくのか、将来を決めておかないと息詰まりそうです。

我が家の場合、4年生の1年間は日本人学校に通い、毎日フィリピン人の友達に遊びに来てもらって、英語になれさせるということをしました。
親も含めて、ね。


娘は今、23歳。
日本で就職でスーツ専門のアパレルで働いていますが、外国人対応要員として重宝されているそうです。
泣きそうになりながら支払った自分を褒めてあげたい。


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