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一発目で100%を出すために_ダンス舞台本番前の準備

おはようございます!
明日9/8(日)@中野Zeroで大学時代所属したジャズダンスサークルの公演があります!
今日は小屋入りです\(^^)/まだチケットありますのでいらっしゃれる方はご一報ください!!!!!


5曲出演/1曲振付をさせていただいていて、自分の作品に出てくれている子には特に本番悔いなくやってほしいなーと思い、本番前の準備の仕方を書いていたら、
「これ、note で公開しちゃえばいいや(なんなら他のダンサーさんがどうしてるかとかコメントくれたらうれしいし!)」とふと思い、note にしました!
プロでもなんでもないので、こんなことを偉そうに書くとプロの方に怒られそうですが(笑)
初めて舞台で踊る大学1、2年生をコアの対象に
同じく大学にからジャズダンスをはじめたダンス歴8年目(早いなあ)が老婆心で書いてますので多目に見てください(笑)

*下記は身体を大きく柔らかく使い、作品にもストーリーというか世界観のある作品(ジャズスローやジャズコンテとかジャズとかがど真ん中)を想定して書いてます。



◆一発目で100%を出すために

前提、僕らのダンス公演は十分に広い場所でアップ出来て曲で踊れて、身体が万全になってから臨めるものではありません。
その中で、練習で出せた最高を再現するためにやる僕なりの準備を共有します。あくまでも僕なりの!人それぞれやり方ありますし!ふーん、くらいで大丈夫です!


・心の準備

作品ごとの世界観を情景としてシーンごとに思い浮かべて、自分もそこに存在しているイメージをする、のが中心です。
あまり練習行けてなかった場合、仕事明けでだいぶ練習から時間経っている場合は動画をみて振り、音、立ち位置等を確認します。苦手な箇所や振付者に指摘された箇所はチェックポイントとして再度把握しておきます。
不安があると世界観まで入り込めないので。


・体の準備

静的なアップと動的なアップ両方やります。
①動的→②静的→③動的、が理想です。

①動的アップ(体そのものを起こす。体温を上げる)

軽くランニングする、マーキングでいいので振りをゆっくり踊る。(朝もしランニングとかしてからホールにいけるのがベストだが、女性は特にメイクとか色々あるのでそこは)

②静的アップ(ストレッチで筋肉を解すのは勿論、特に関節と関節の隙間を広げて可動域を高めていく。)

・ストレッチ
・アイソレ
上半身や腰周りのアイソレをして身体の中で様々な方向に引っ張り合いを起こせる状態にしておく。
・プリエ
軸の安定を取っていく。グランプリエからルルベアップでバランスを取るという動作を繰り返す。
ルルベアップの状態でのフラットバック、コントラクション⇔リリースを繰り返し、上半身が動いてもバランスがとれる状態にしておく。

③動的アップ(腿上げジャンプや腹筋/背筋/体幹等で踊れる体にしていく)

時間と場所があるなら振りをゆっくり実際よりも大きく深く踊る。
実際に踊る振りをこのタイミングでやっておくと身体のどの部位のアップが足りないか把握もできます。

*待ち時間が多いし、長丁場なので、本番で100%が出せるように、休む⇔アップは小まめにやるようにしてます。
②は膝裏をこりこり揉むとか、後述のガラ携ストレッチとか、小まめにやる。テニスボールやゴルフボールはあるといいかも。
太ももや背中など大きな筋肉は特に解しておく。
運営などで立ってる時間が長い子は身体の背面が固まりがちだと思うので特に時間がある時にやっておくといいかもしれません。

ちなみに
袖幕でも邪魔にならないよう場所をとらない
・上半身のアイソレ
・ルルベアップしたままプリエストレッチ
・お腹と太ももつけにいく、通称ガラ携ストレッチ
・肩甲骨を抱いてそのまま胸を上に向かせてアンオーの形にリリース
を僕はよくやります。

◆本番前準備

・場当たり

名の通り、立ち位置・動線の確認です。
実際の舞台は練習時の想定より狭いとか広いとかよくあります。
それを本番の舞台にチューニングしていく作業です。
場所をちゃんと取ることを第一目的としましょう。
舞台では上からも横からも照明が当たります。それによりどこが前か分かりにくくなったりしがちです。
照明の位置の把握とともに、立ち位置は番号だけでなく、舞台上からの景色で覚えましょう。
・前は客席のどの辺か、
・横は幕のどの辺か、
・後ろは舞台後ろからどのくらい距離があるか
把握しましょう。

・ゲネ

ゲネプロは本番だと思って本気でやるんですが、本番ではないので、
照明がついてテンションがあがりつつも、冷静 に今回の舞台の環境で踊ることにチューニングしていきます。
普段舞台上では練習してないので、いざ舞台で踊ると
一列目が練習より後ろに来たり、
最後列や両サイドの人が照明や幕の関係で内側に来たりします。
そうしたことも込みで調整していく機会です。

【小物を落としたら】

フロア振りなど良いタイミングで拾い、
ポケットにしまう。
ポケットなく、袖幕に近いならアンダースローで袖幕に投げる。
落とすと「あ、」と思うが表情には出さない。
人が落としたものでも危ないので同様に対処。
絶対お客様側には投げない。

【曲中に裏動線を使う場合や早替えだが楽屋に戻る場合】

通路が待機の人で込み合って通れない、とかあると困るので事前に周知しておく。

【早替え】

早替え間に合わず出トチるとかは最悪です。
シャツやズボンの袖を捲って着るのなら捲っておく、
足を置けば、タイツやズボンが捌けるようにドーナツ型にしておく、
ズボンにはベルトを通しておく、
など予め工夫しておく。


◆本番

お客様に観てもらうものなので、プロじゃないけど、プロ意識を持って、各ナンバーの世界観に入って踊りましょう。舞台上は全て見えていると思ってぎりぎりまで神経を張りましょう。
練習でやってきたテクニカルなことを細かく意識するというより、そのナンバーの世界観を情景としてイメージしてその中に入りましょう。

◆おまけ

自分の作品に出てくれた方々へ
・魅せたい面をできるだけ長くお客様に見せる
・身体の中で起きる引っ張り合いを意識して、バネのように使う
・ある振りの終わりが次の振りの準備動作になるように、動ききると繋がる
とか。
練習中、すごく抽象的な話が多くて分かりにくいこともあったと思います。
この作品をちゃんと踊ること以上に、この作品を通じてみんなのダンスそのものや、練習の仕方、頑張り方がより良くなる、幅広がるといいなあーと思い、汎化しやすいFB をしてきたつもりです。

舞台で踊る一瞬のために長い時間かけて準備をしてきたので、
何よりも全てを出しきりましょう!
楽しんでいこー!!\(^^)/おー!


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