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大人が野球に再びハマるのは、真剣に仕事をしていることがわかったからだ。

表情がよく見えるのがいい。カッケェ。

    • 僕のお日さま

      この映画はどんな映画ですか?と聞かれたら、「光の映画です」ときっと答える。それほどに光の陰影が美しかった。

      • 大道芸師

        祭り前 人通りのない アーケード 大道芸師の 金音響く

        • 世の中面白いよね、どんなことがあろうと。

          「世の中面白いよね、どんなことがあろうと」 これは爆笑問題の太田さんが自身の著書「笑って人類」の宣伝で、とあるYoutubeチャンネルに出演していた時に発した言葉だ。僕はこの言葉が理解し難くもあり、とても好きでもある。理解し難い部分で言うと世の中ってそんなに面白くないなという実感があることだ。大学を経て社会人となり仕事やら生活に励んでみてはいるが一向に面白くならない。自分のできなさに直面するごとに毎度新鮮に凹んでしまうためだ。なんとか解決策を捻り出し改善したとしてもマイナスが

        大人が野球に再びハマるのは、真剣に仕事をしていることがわかったからだ。

          公園

          サンダルで 1人夜中に 公園へ 人影見えて 踵を返す

          取り戻す

          1・2・3‥ 心の中で 繰り返す 自分の頭を ジャックするまで

          みる

          「おーーぅい、みているかい?」 「ええ、みていますよ。」 「本当に、いや疑ってるわけじゃねぇが、みているかい?」 「みていますよ、本当に。」 「良かった‥。みてくれているのか。ただ、今はみてくれているかもしれねぇが‥これからもみてくれるかい?」 「ええ、みていますよ。ずっと。」 「嘘つくんじゃねよ!ずっとなんてみていられるか!ずっというとあれだぞ!?あのー、長い時間ずっと俺をみているっていうことなんだぞ?」 「ええ、だからみていますって。ずっと、ずっと。」 「なんだ、わかって

          オチテルメモ

          オチテル日に感じた感覚。ただ悲哀、自己憐憫を綴っても面白くないので感じ方の変化(認知の歪み)を主に記述する。 スマホも見れなくなったので外へ出よう、そう思い立ちスウェットにパーカーのまま手帳とペンを持つ。身の回りで時間が最も遅く流れている公園へ行くつもりだ。外へ出た瞬間光の眩しさに目がちかちかする。例えて言うならばスマホの液晶の明るさを1番明るくしている時くらい。やっとのことで公園に着くと芝生に座り込む。頭の中を流れる諸書もろもろを手帳に書き出していく。 •晴れた日は公園

          オチテルメモ

          月光が 干されたジャージを 形どる 明日が来るな 昨日もこないで

          クソ

          ケツにしか クソがつかぬと いうのなら これはいったい どこぞのクソだ

          明日も

          迫りくる 日々に目を閉じ 耳澄ます 枕の中から スズムシの声

          一日に 三回歩く セブンまで タバコとらーめん それにエクレア

          桑田真澄

           半年ほど前から奇奇怪怪というポッドキャストを聴いている。そのポットキャストで元巨人軍エース桑田真澄の投球フォームを分析したテレビ番組の話をしていた。要約すると、桑田真澄の制球力は投球フォームの再現性からきているのでは?という仮説をたて、実際にフォームを撮影するという内容だった。桑田は同じフォームで投げることを意識していると語っていたが、最新の技術で撮影すると毎回フォームがバラバラだったのだ。  小学生の時、僕は少年野球でピッチャーの練習をしていた時期がある。ピッチャー候補

          多分部活の先輩。

          いつも通りイヤホンを気持ち深めに耳に差し込み、下を向きながら歩く。駅は人の往来が多くあまり積極的に行きたくはないが、家に帰るためにはこのルートが最短なのだ。改札へ向かう数段の階段を昇っていると、 「佐々木!沢村!久しぶり!」 という駅の雑踏をものともしない野太い声が階段の上の方から聞こえてきた。声の方に目をやると、いかにも重そうな鞄を持った野球部員と思われる2人組とモンクレールよろしく細身のシルエットで真っ白なダウンジャケットを着た茶髪の男が階段の中腹で立ち止まり話していた。

          多分部活の先輩。

          心の故郷

          友達との連作です。 前回までのあらすじ 草薙は刑務所の中でトイレをさせてもらう代わりに、18年間守っていた秘密を話すことになってしまった。 https://note.com/aswhttkc2029/n/n6716302fc1ac ------------------------------------------------------------ しゃーー。 尿が刑務所に打ち付けられ、静かに響く。 その陰鬱な響とは対照的に、空は晴れ上がり遠くの山さえくっきり見

          心の故郷