ミニマリズムの誤解と本質

ミニマリズムの本質は、
「自分にとって大事なものにリソースを集中させる」
「自分にとって不要なものへのリソースをなくす」

ことにある。

「ミニマリズム=最小限主義」は、「ものを少なくしていく」「質素に暮らす」のようなイメージが強いと思うが、これはあくまで手段であって、ミニマリズムの目標ではない。

「モノを最小限にする」のではなく、
「自分がやるべきことを最小限にしていく」のが正しい。

例えば、「自分はフィギュアに囲まれるのが幸せ」という人は、フィギュアを増やすことにリソースを集中させるのは、立派なミニマリズムだと思う。

「消費ミニマリズムの倫理と脱資本主義の精神」という書籍があるが、これも誤解が大きいと思う。

ミニマリズムは資本主義に対抗するものではなく、協調するものだと思っている。

ミニマリズムは、ヒト(自分自身)が主役のシステムに対して、
資本主義は、人間(ヒト対ヒト)が主役のシステムである。

「脱資本主義」ではなく、「ミニマリズム"&"資本主義」と私は捉えている。

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