インターネットの思い出

note初投稿です。お題に挑戦しました。

いまから２０年ほど前、わたしが高校生だったころに通っていた学校では、一人一台、ノートPCが配布されていました。その頃は他の学校にはあまりなかったと思われるExcelやWord、PowerPointを授業で集中的に教えてもらったり、卒業論文は配布されたノートPCで制作するなど、当時にしては最先端の授業をしてくれていたなぁという思い出があります。

そんな時にインターネットに出会いました。あれは高校生になって初めての夏休みだったかな。電話線を引っこ抜いてPCに繋げて、「ピーギャギャギャーゴロロロー（？）」といったちょっと怖い効果音とともにインターネットに接続をしていました。ブラウザはもちろんInternet Explorer。

その頃のわたしは「ゆず」に夢中で、ネットの世界にどっぷり浸かるようになってからは、よくゆずっ子が集うファンサイトに出入りしていました。主にチャットがメインのwebサイトで、興味のあるチャットルームに入ってはゆずっ子たちとゆずの魅力について語り合い、時には熱く語りすぎて気がついたら朝になっていることも多かった。

同じ時期にHP作成にも興味を持ち始め、Windowsに内蔵されていたHP作成ソフトを使ってゆずのファンサイトの制作を開始しました。はじめてのHP作成は苦労したけど、素材集めは本当に楽しかった。当時絶大な人気を博していた「エバーキュート」や「フランクなソザイ」には大変お世話になりました。エバキュことエバーキュートさんの手描きのイラストは独特な世界観があったし、フランクなソザイさんはどんなHPにもマッチする素材をいつも提供してくれていました。

そんなこんなで出来上がったHPはおかげさまで3年間ほど運営することができ、掲示板もそれなりにワイワイ賑わいをみせてくれました。それだけでなく、ネットで出会ったゆずっ子たちとゆずのライブにでかけたり、ネットで出会った遠方の友人に、これまたネットで出会った友人たちと会いに行ったり。現実と仮想の境界線が曖昧になり当時は不思議な感覚があったけど、ネットの世界で良い友人ができたのは今でも良い思い出になっています。

インターネットにはじめて触れてからはどっぷりとネットの世界にハマり、その後は紆余曲折しながらも、なんだかんだでウェブの世界でお仕事をしています。あの頃、インターネットに出会っていなかったらいったいどんな人生を歩んでいたんだろう？