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年間16件!テレビ祭りだったPRチームの2023年を振り返る

どうも。noteのPRチームのあべです。
今日は、noteを書いてみようと思います!

「おいおい、何言ってんだよ?お前正気か?」と思ったそこのあなた。
大きい声では言えないが、入社して此の方noteを書いていなかった。

同僚から、「あれ?あべさんのnoteって・・・」と質問が及ぶたび、相手が驚くほどの大きい声を出すことでなんとか誤魔化してきた。
しかし、先日チームメンバーから「オマエ、noteカケ」と明確にテキストでのフィードバックをいただいたのだ。
時を同じくして、noteのみんな Advent Calendar 2023 を開催しているので、この機会に22日目の記事を書かせてもらうことにした。てへへ

タイトルの通り、今年はテレビに始まりテレビに終わる1年だった。

テレビ局側からの問い合わせなどインバウンドを除き、PRチームの何らかのアクションで獲得したテレビの露出が16件と、前年までは皆無だったテレビ露出が大幅に増えた。

2月の「note AIアシスタント(β)」のローンチにはじまり、6月にはnoteが参画する誹謗中傷対策検討会の設立会見、そして12月には『がっちりマンデー!!』でのnote特集が実現した。

TBS撮影中の一コマ。2月はとにかくAI祭だった。

ここでは記憶に新しい、note社初のバラエティ番組での露出『がっちりマンデー!!』を主軸にテレビ取材について振り返っていきたいと思う。

少しでもこの記事がテレビ露出を志す誰かのためになれば幸いだ。


なんでテレビプロモートを強化したの?

活躍しているクリエイターさんのことを、もっと多くの人に知ってほしかった

noteには素敵な作品を発信するクリエイターさんがたくさんいる。作家や著名人だけではなく、ひたすら仏閣の写真をあげているひとや、高い声を出す手法を販売しているひとなど、マニアックで面白いひとがいるが、世間にはあまり知られていないケースも多々ある。

また、そうしたクリエイターさんの事例を見たひとが、「noteに投稿するといいことありそうだな!」「自分にもできそうだ!いっちょやるか!」と感じてくれて、面白いことや素敵な作品をどんどんnoteに投稿する文化が根付くと嬉しいと思っていた。

noteの中でそうした情報を届ける仕組みも大切だが、より多くの人に届けるためにはnoteを飛び出して、多くの人にリーチする手法が必要になる。

「テレビだ」そう思った。

上場して色々な数字やデータが開示できるようになった

2022年11月某日。noteの東証グロース市場への新規上場が承認された。
これはすなわち、これまで開示ができなかった数字を公に開示できるということだ。
ならばもう、数字を言いたくてたまらない。早くnote社のあるあるを言いたい。言いたい。

「テレビだ」そう思った(既出)。

ちょっと待ってよ。じゃあどんな番組ならいいの?

noteがどんなサービスなのかをきちんと伝えることができ、何よりも多くのクリエイターさんの事例を紹介してもらえる。
まずはそんな番組探しからはじまった。

そこで、経済をテーマにしつつ、バラエティらしく非常にわかりやすい解説をしてくれる番組『がっちりマンデー!!』に行き着いた。

今年で19年目になる加藤浩次さんがMCをつとめるご長寿番組だ。
上場して数字が出せるようになった我々にはうってつけだった。

2022年12月23日、提案開始。1年の提案幕開け

上場日のわずか2日後の2022年12月23日、初回アポイントのため、我々はTBSを訪問した。
放送が実現したのは、放送日は2023年の12月3日。ここから1年がかりだった。

TBSの玄関口、赤坂サカス広場の装飾を眺めながら季節の移ろいを感じる日々がはじまった。

ちなみに、いつも一緒に訪問していた本企画の立役者となった森本は、忘れっぽいからか、1か月後に訪問した際に同じオブジェを目にしても、「わあ!クリスマスツリーが立派だねぇ!」と初見のような新鮮なリアクションをくれた。

今年の夏に訪問したときは大ヒットドラマ「VIVANT」のオブジェが飾られていた。
私も例に漏れずどハマりして、「赤い饅頭」で誰かが私に指令を送っていないか注意深く街を歩くようにしていた。

どんなことを意識して提案していたのか

訪問やイベント、会見での立ち話を含めて提案した回数は10回弱にのぼる。
電話やメールでの情報共有はもっとこまめに行っていた。
私たちの窓口となってくれた、番組の責任者の方は、本当によくぞここまでお付き合いいただけたなと思う。しかも毎回丁寧なフィードバックをくれて、本当にありがたかった。

ここでは、その際に意識していたポイントを書いていく。これは『がっちりマンデー!!』だけではなくあらゆる番組に当てはまる部分が多いはずだ。

インターネットサービスを、いかに映像でイメージしてもらえるか

テレビなのでとにかく動きが命。インターネットサービスはパソコン画面で完結してしまうことも多く、これが難しい。
いわゆる「画になりそう」なイメージをしてもらうため、文章だけではなく多様なクリエイターさんを紹介するようにした。

誰にでもわかる強烈なキャッチフレーズを1つ設定する

「noteってこんなサービスです!」と一言で表すには難しすぎる。
noteを知らない老若男女誰しもが分かるフレーズが欲しいとリクエストをいただき、何度も色々な案をぶつけさせてもらった。

何度か提案する中で、「稼げるブログ」が一番わかりやすいと候補に選ばれ、無事に先方社内での企画会議を通過した。
その後放送に向けてディスカッションを重ね、プロの方々の力で、出版業界の新しいカタチ!?「note」に落ち着いた。

視聴者層に近い「普通のひと」を探す

視聴者に「自分もできそうだな」と思ってもらうためには、プロではなく、いわゆる「普通のひと」の事例が必要だ。ちょっとした生活の知恵を発信してる人、趣味が高じて発信で稼げるようになった人など、なるべく身近な事例を隈なく探した。

noteのミッションや世界観を丁寧にお伝えして、noteのファンになってもらう

放送では使われないことが分かっていても、noteがどんなことを大切にしているか、どんなことを目指しているのかの思想の部分を毎回丁寧に伝えるようにしていた。
特に今回はお金にまつわる話だったので、「お金稼ぎ」だけにフォーカスしないよう、ここは徹底した。
嬉しいことに、放送でもそうしたメッセージが端々に散りばめられていたように思う。

大変だったこと

もっとも苦労したのはクリエイターさんへの出演交渉だ。
当初は「出てくれるクリエイターさんはたくさんいるだろう」と、たかを括っていたわけだが、これが甘かった。乗り越えるべき壁がたくさんあった。

noteでの収益を開示してもらうこと

『がっちりマンデー!!』は番組の性質上、数字があってナンボ・収益を公開してもらうことがマストだ。
つまり、「ようよう。全国のお茶の間にむけて、ちょっと財布の中身見せてくれないか?」と言っているようなもので(違)かなりハードルが高い。

作品づくりに密着させてもらうこと

それぞれ創作活動を行うタイミングがあり、それが撮影のタイミングとうまく合致するとは限らなかった。今回、「撮影のタイミングで創作ができるかわからない」、「つくっているふりはできない」と、真摯な理由でお断りされることもあった。

テレビ的な「動き」が出せるかどうか

パソコンに向かって何かを書いているシーンだけではテレビは成立しない。ましてや今回30分番組なので、たくさんの「動き」が必要だった。
記事を書いているシーン以外にも、記事の題材となるものづくりのシーンや、外に出て取材をしているシーンなど、裏側にある「動き」に注目してクリエイターさんに話を伺う必要があった。

こうしてクリエイターさん探しおよび出演交渉は非常に苦労したが、とにかく出演にあたってクリエイターさんの負担にならないよう最大限意識して努めた。

多くのクリエイターさんの中から、番組のニーズに合う方々の選定と丁寧なコミュニケーションを行ってくれた、PRチームのまゆちゃん、どぅんさん、青木くん、社内のディレクターチームには大感謝。

そして何より撮影にご協力いただいたクリエイターのみなさまには本当に頭が上がらないほどの感謝でいっぱいだ。

おわりに

テレビプロモートは大変だ。実際にやったことがある人ならわかると思うが、本当に骨の折れる仕事だ。
とにかくテレビの方々は忙しいので、アポをとって話を聞いてもらえるだけでも奇跡だ。そこでせっかく会えた相手だが、空振りに終わることも多い。

ただ、今回の放送の影響で新規会員登録が通常の何倍にも増えたり、クリエイターさんの記事がたくさん読まれるようになるなど、驚くべき反響の数々に、テレビの力は大きいと実感した。
テレビ離れが叫ばれる昨今だが、「まだまだみんなテレビ見てるよ!!」と声を大にして言いたい。

これを機に2024年はクリエイターのみなさんとたくさん交流して、どんどん世に発信していくぞ!と思っている所存です。

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