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ガンダムSEEDが教えてくれたキャリア論(6) 〜民間・政治篇〜


1. 民間からの危機管理

「危機に強い社会をつくる」ため、公の側面からのアプローチは、国内外で随分経験させていただいた。今度は民間の側面からアプローチし、官民で一体的な危機管理体制を築いていきたい。
【②望むことは何か、③すべきことは何か】

そう思い、WHOでの仕事がひと段落した後、まずは自身のこれまでの経験を本にまとめました。

その後、コンサルティング会社のマッキンゼー社を経て独立。独立した個人として、世界銀行における防災分野の仕事や、政府の外交交渉のサポート、国会議員や知事の政策サポート、我が国の医療や危機管理分野の一翼を担う民間企業の事業開発のサポートを通じ、官民で一体的な危機管理体制を構築することを模索しました。
【①できることは何か、②望むことは何か、③すべきことは何か】

外交現場で尾身茂氏と

2. 在宅医療の現場

また、医療分野について言えば、医師として在宅医療の現場にも立ち、地域の方々の診療に従事しました。医療政策の立案にしても、医療事業の開発にしても、医療現場の実情を知らずしては成功しません。

在宅医療の診療風景

そして、在宅医療の活動の中で改めて実感したのは、患者さんご本人の医療上の問題のみならず、ご家族を含む介護の負担や、医療・介護以前の問題として、多くの方々が経済的な苦しさから生活を成り立たせていくことが難しい状況にあることです。お一人お一人の人生にドラマがあり、その生活には、それぞれの事情による悩みや苦しみがあります。

平素の生活の安定なくしては、危機への対処や事前準備もままなりません。社会保障と経済。包括的にアプローチする方法がないものか、と悩みました。
③すべきことは何か】

さらに、当時はまだCOVID-19が問題になっていたことから、政策立案現場と医療現場をすり合わせる一助になればと思い、成田空港検疫所の医師としても職務に従事しました。

成田空港検疫所の職務

3. 政治の道へ

政策立案の現場、医療の現場、企業活動の現場、国際政治の現場、外交交渉の現場…。様々な「現場」があり、「危機に強い社会をつくる」には、それぞれの現場に従事する方々の力を結集する必要があります。しかし、それを成し遂げるには、その旗を振るリーダーが必要です。

COVID-19パンデミックの最中、海外から我が国を初めとする各国の状況を見ていて感じたのは、危機の最中には、政治のリーダーシップが何より重要なこと。

政治のリーダーシップ如何によって、国民の生命が左右される。

国民の生命と財産を守るため、いざという時に備え、「危機に強い社会をつくる」ことに心血を注ぎ、リーダーシップをとる政治家が必要なのではないか。

その想いで、2023年、政治の道に進むことを決意しました。
【①できることは何か、②望むことは何か、③すべきことは何か】

4. できること、望むこと、すべきこと

私は、以下の3要素を常に意識しながら、人生の道(キャリア)を選択してきました。

①   できることは何か(What I can do)
②   望むことは何か(What I want to do)
③   すべきことは何か(What I should do)

TVアニメ『ガンダムSEED』より

この3つの交わるところに進むべき道がある。そう信じています。

「できること、望むこと、すべきこと。」

この考え方は、全てガンダムSEEDが教えてくれました。

映画『ガンダムSEED FREEDOM』パンフレット

以上


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