落下しなくても幸せになれるこの時代に、わたしはあなたと落下したいのです
キャディ株式会社でプロダクトマネージャーをしている安部と申します。
こんなタイトルなのにクリックいただきありがとうございます。これはいわゆる入社エントリです。と言っても入社は少し前なのですが。すぐ下の要約だけでもお付き合いください。
なぜキャディに入社したのかを簡潔に
リクルートで干支が一周するぐらい働きました。その経験を通じて、産業構造をアップデートするようなチャレンジをしたいと思うようになったためです。キャディは正にそんな課題を解こうとしていて、その壮大なプランから見れば今はまだまだ黎明期。自身のタイミング、そして会社のタイミングが合う。そんな機会は人生に二度もないだろうと思ったのが入社を決めた理由です。
以上終了! なんですが、上記太字を補足する形で2000字ちょい書いてますので、良ければもう少しお付き合いください!
産業構造をアップデートするチャレンジ
すこし前まで働いてたリクルートは、自社サービスをいろいろな業界にぐいっと組み込むことが上手な会社です。エコシステムをつくりあげて無くてはならない状態を作ります。たとえばリクナビやゼクシィです。おもにマッチングメディアをぐいっとします。飲食店向けのHotPepperでは、4年で売上300億・営利100億まで伸ばしたらしいです。(※)なかなかのぐいっと具合です。
ぐいっとやってバシッと嵌った構造も、技術進化やユーザトレンドによってやがてアップデートを要請されます。まず紙媒体からWebメディアに置き換わり、そのWeb上でもCGMやC2Cモデル、成果課金モデルなど多様なモデルが生まれます。GoogleやLINEもあります。
僕は、そんな市場環境などを踏まえ、あたらしい事業機会をかんがえる仕事をリクルートで数年やってました。集客支援から視野を広げ、お客さまの生産性向上の支援ができないか。ひいては産業全体の活性化につなげられないか。そんなビジョンのもと働いてました。
この経験は視座を引きあげてもらう貴重な機会でした。サラリーマンってすばらしいですよね。ときに自分の好奇心だけではたどり着けないところに連れて行ってくれる。
もちろん難易度もなかなかで、売上数百億の既存事業がある中でのトランスフォーメーションって、なかなかです。「リクルート(のメディアビジネス)ってすごいよな」って当時の上司としみじみしてたことを昨日のように思い出します。
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ぼくはKaizen Platform CEOすどけんさんの「世界は落下している」という記事が好きです。どんなことがあっても世界はあるべき方向に進んでいく。だからそれに集中しよう。そんなリクルートHD取締役の出木場さんの言葉が紹介されています。
あとから見れば、蓋然性が高かった世界線のように思える。落下ってまさにそんな印象を表現した言葉だと思うのですが、そんなど真ん中ビジョンを描き変革していくのは、めちゃめちゃクリエイティブだなとリクルートでの経験を通じて思うようになりました。
そんな機会は人生に二度もないだろうと思った
ぼくは2019年の春にリクルートを辞めました。いくつかやってみたいことがあり、そのひとつにアクセル全開で落下していく挑戦はありました。
キャディの話を初めて聞いたのは、リクルート退職したてのときです。ああ仕事をやめると無職になるんだな、としみじみしてながら夜通し『ゲームオブスローンズ』を観てた頃です。
キャディについての説明は、既存のスライドに譲りますが、ミッションを知って、落下するじゃん!こんな大きな未落下物あるんだなと思いました。
もちろん構造的課題に立ち向かうミッションですので、誰かがぐいっとやらない限り変わっていくものではありませんが、それを自分たちが進めるんだというチームの力強さを感じました。
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そのとき僕は無職なりたてで、フリーランスや自分の事業立ち上げに興味があり、選考を受けるには至りませんでしたが、それから一年弱が経って、ひょんな流れでキャディからオファーをもらうことができました。(オファーをもらうまでの流れは割愛します。個別に話しましょう)
並行してローカルビジネスを立ち上げようと融資獲得に動きはじめていた頃でした。どちらもリクルート時代の経験を元にやってみたいと思っていたことで、とても迷いました。
しかしローカルビジネスで30代後半を歩んでいった先に、キャディのようなスタートアップで働く機会はそうそう無いだろうなと考えました。
命題はいつしか「アクセル全開で落下する挑戦を、僕はこの人生でしないのか」になり、その問いかけに至ったことがキャディ入社の決め手だったと思います。問いの設定で大事ですね。
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入社後のつきなみな感想ですが、事業のスピード感がすごいです(語彙力)びゅんびゅん落下してます(語彙力!)
先日キャディのちいさな飲み会で「いまキャディを受けても多分受からない」と数人が口を揃え(冗談めいて)言ってました。これは彼らの入社当時といまの状況変化感が、そう言わせてるんじゃないかと思います。
そんな環境に、若いうちから身を投じることができている同僚をみると羨ましく感じます。しかし一方で自分が20代のときにキャディに出会っていても興味をもてなかったと思いますし、キャディも僕のことは門前払いだったと思います。自分には、かろうじて"いま"に機会があっただけだとしみじみ思います。
「機会の女神は前髪しかない」とよく言うけど、前髪もそんなに無いぞ!ぜんぜん無いぞおお!
びゅんびゅん落下しているスタートアップでは、人材ニーズも刻一刻と変わります(変わらない部分もあります)。そんなスタートアップのニーズと、自分のキャリア・志向が交わるタイミングって、多くの人にとっても、そう何度も無いんじゃないかなと思います。ですので興味がある方は、入社するしない問わず、ぜひいちど話しましょう!
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