今朝まで自分のこと器用だと思っていた

まあ、恋愛とか人間関係とかは
たしかに不器用だったと思いますよ？

でもねー
与えられた仕事とかは
そこそこできる子やったんですよ
運が悪いだけで
ちゃんとやる子なんです、ハイ

数字盲で
社会人の年齢になってやっと
小学校高学年レベルの算数が
苦にならない程度に理解できる
(多分障害)ハンデがあったくらいで
他の教科は問題なく
むしろ良い子ちゃんでした。

スポーツも
地道に努力するタイプで
天然に勘違いすることはあれど
足を引っ張る子ではなかったし
得意の水泳は
何時間泳いでも
辛くなかったんですよ

だから

私は生きていくこと自体は
不器用ではないと
今日午後２時まで
㍉とも思ってなかったんです

でですね、
小汚いデブ中年が
ちょっとでもマシになりたいと
思い始めてまして

チリメンジャコほどの糸目を
まつげエクステで盛り、

キャラメルコーンみたいな指も
ネイルで女だと主張し、

子どもが作ったポンポンみたいな
チッリチリボッサボサの髪も
サロンで整えてもらって、

風呂上がりに全身に保湿剤を
塗るようになった
背中は塗れないから汚いけど
(無意識に掻きむしる)

３食を２食にして
少しでも人間に近づけたくて
それでも
足りないから

ピラティスを始めることにしました
月１機械可で残りは自主学習コース

で、本日体験に行ったんです
すべての機械の使い方を
実際にしてみるんですが
めちゃくちゃ簡単なものと
筋肉ブルブルするくらい力を入れないと
ビクとも動かないものがあって
(何だこの差は？)ってなってたんです

で
一通り終わって
先生が言いました

ぽこ山さん
筋肉すぐつくから嫌って
最初に言ってたでしょ
あれね、
ぽこ山さん全然違う筋肉使って
みんなと同じ作業しようと
頑張ったから
他人の何倍も負荷がかかって
そこの筋肉だけ
スゴく付くんだと思います

腕も、足も、ずーっと緊張してました
だから
その周りだけ細いし
ほかが緩まってるのは
そのせいかも知れません

もっと力抜いて生きてください笑

…

…ふむそうか。
たしかに私は
足にやたらと力が入る
なので、
体重に比べ末端は締まっている
顔は脂肪でデカイのに
手首足首は思いの外太くない

それはひとえに
みんなは
なんの気無しに生きてきたのに
みんなと同じになるべく
一人ヒイコラ汗かきながら
同じ作業をしてた、ってことみたい

ぶ、不器用！
身体の使い方なんて
乳児期に体得するのに
そこで間違ってしまったんだ。
だからいつも私はヘトヘトだった
しかも
気づいてなかった
コレが普通だと思っていた

気持ちも身体も不器用
こんなんで
よく人の親できてるなーって
帰り道に
一人つぶやきながら
家に戻った次第です。