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泡沫の夢

大好きな二宮くんへ


あなたの笑顔が好きです。クシャッと目を細めて嘘みたいに笑うあなたの笑顔が大好きです。
ファンに向けられたその笑顔はどこまでも眩しくて、私の夢でした。その笑顔と手首をふにゃんふにゃんにして手を振っている姿を何度も何度も見たよ。テレビの目の前の、一番近くで見たよ。だからいつか私に向かって手を振ってほしかったな。一度も会えずに活動休止を迎えてしまったこと、とても寂しく思います。

ライブ中のあなたの瞳、ぜんぶの光を集めてきらきら煌めくその瞳にもう一度会いたい。4人に囲まれて生き生きと突っ込みを入れるときの身体の軽さ、あなたも実感しているのかな。胸の弾みが歌声から、ダンスから伝わってくる。歌うことが、踊ることがあなたの煌めきなんだと痛感する。そんなときにあなたの目を見るといつもわたしには眩しいくらいに輝いていて、わたしはいつからか光の中で生きるあなたの姿に恋をしていました。
いつだか、『歌って踊ってる時の自分が一番かっこいい時の自分』と言っていたね。その気持ちは今も変わらずどこかにあるのかな。きっと二宮くんのことだからって言うと、なんだかわかったような口ぶりだけど、でもきっと、一番奥の見えないところに大切にしまっていると思う。だからいつか、わたしにもその姿を見せてね。


高いハードルの下をくぐって最速ゴールしていくみたいなずる賢さと勇敢な心を持ち合わせているあなたの、二宮くんの怖いものはなんですか?わたしはまだまだ未熟な大人だからわからないけど41にもなると悩みもなくなるのかな。なんて思ったりするくらい、わたしはあなたの弱さを知らない。
休止前最後のVS嵐の放送で相葉くんに「わかってるよ、だいすきだよ」と言われたときに流したあなたの涙が忘れられません。涙を流すことを恥ずかしいと思っているのか、芸能界に長くいることから涙を抑制してきた影響が出ているのか。私には何もわからないけれど、笑顔で誤魔化しながら袖で涙を拭う姿にあなたの本当を知れた気がした。意地っ張りで強がりで、なんだか冷血に見られるあなたの温もりを私は知ってるよ。

だから時々苛つくの。自分は的になってもいい人間だと思っているかのようなその言動にわたしは傷つきます。わたしはあなたのことが好きだから、そんな風に思ってほしくないんだ。
いつだか言ったよね。『嵐の嫌われ役は俺がやる。嵐が嫌われるなら、いじめに慣れてる俺が嫌われ役になる。』って。今もそんな風に思いますか?わたしはあなたも矢面に立っていい存在ではないと思ってるよ。だってわたしの好きな人だから。それだけが理由。


ねえ二宮くん、嵐の二宮くん。
いつか必ず帰ってきて。わたしはずっとここにいるから、だから帰ってきて。
嵐で空いた穴は嵐でしか埋まらないんだ。みんなあなたが好きで、嵐が好きなんだ。今はそれぞれいろんな思いを抱えて応援しているけど、結局みんな嵐が大好きなんだよ。


お願い、
あなただけは永遠でありますように。




6月のジメジメした空気が似合うあなたへ




41歳の誕生日おめでとう。

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