見出し画像

読書感想文♡

最近読んだ本の感想です。

最近読んだ本

「限りなく少なく」豊かに生きる/ドミニック・ローホー

群ようこ氏のエッセイを読んで
「ああ、そういえばこんな人いたな」
と思って、図書館で丁度見つけたので借りてみた本。
ボリューム的には、コンビニで売ってる手軽に読める本くらいの文字量ですが、素晴らしいので是非オススメしたい内容です。
購入して、たまに物欲が出てきた時にサッと読みたい。
ミニマリストを目指している方なら絶対一度は通る道なのでは、という方。
「禅」のマインドに強く影響されており、言葉の端々にその思想があります。禅ってすごいね。

他の著書では持ち物についてメインで書かれていた気がしますが、コチラは「時間の管理」「人間関係」「ネットとの付き合い方」にも触れています。
特に人間関係については響いたかも。
会いたくない人とは無理に会わなくてもいいし、人は人、私は私。
しかし、シンプルな生活をしていれば人の幸福を願えるような人間になれるのではないだろうか。というメッセージ。

コロナ禍が明けて、また人やモノが動き始めましたが、今一度自分を見つめ直すのに読んでは如何。


白昼の悪魔/アガサ・クリスティー

名探偵ポアロシリーズ。
今回はポアロが南の孤島にバケーションにやってきたら、妖艶な美女が殺された話です。
アガサ・クリスティーの引き出しってどうなってるんだ⁈っていつも驚かされます。

男から好かれる女って、なんであんなに同姓から嫌われるんでしょうねー⁈
アレは永遠の謎です。
今回は妖艶な美女が殺される訳ですが、トリックが「世間のイメージ」を巧みに使った秀逸な話だったと思います。
女性陣には「あんな女、死んで当然だわ!」
と一様に言われる訳ですが、男性陣は様々。

美女の旦那の「あの女は哀れなんだよ」という言葉が、まるで山本文緒の『恋愛中毒』の先生みたいです。
たまにいますよね、こういう男。
メンヘラホイホイみたいなの。

今回は殺人のトリックもなかなかでしたが、周囲の人間の心理的描写が特に面白い話でした。

南の孤島の日差しが感じられて、なんか今年は海水浴したいなぁと思いました。


お金の神様に可愛がられる「3行ノート」の魔法/藤本さきこ

この本はノートに気持ちを書くことで、頭の棚卸しをして昇華していくといった内容。
前半は、ロンダバーンの『ザ・シークレット』、カーネギーの『引き寄せの法則』、そしてちょっとアドラーっぽくも、禅の思想も交えてるような、
それを著者なりに噛み砕いてまとめている感じ。

途中から、『ザ・シークレット』にもあったような、「宇宙銀行から引き出す」みたいな話になるので、置いていかれます。

あとは、著者の貧乏時代エピソードと持ち物自慢とか(笑)

読んでいて思ったのは、著者は勤勉でストイックで努力家だと思いました。
著者はあくまで「ラクしてザクザク稼ぐ」を唱えていますが絶対、子ども達とゴロゴロなんてしていませんね。
すごく働いてると思う。
大体、母子手当を断っている辺り、とても芯の強い方です。

もう一冊『お金の神様に可愛がられる方法』も続けて読んだのですが内容的に重複している部分もあるし、コチラの『3行ノート』の方が読みやすいです。
というのも『お金の〜』の方はアクが強い。
私がミニマリスト思考なのでどうもハイブランド趣味で「お金はあればあるほど良い」みたいなのが今はお腹いっぱいなんですよね。
しかし、お金はあるに越したことはないです。

ただ「設定変更」は肯定派です。
というのも、私もノートに考えてる事を書くのが好きで、気持ちもスッキリするし、心なしか欲しいモノが棚ぼた式で手に入る事が割とあったりするんです。
ノートワークの参考程度には。
割と現実的だし、ノートワーク本はビジネスマン向けが多い中では主婦としては読みやすい。

ヴィトンにノートがあった事を知った。


今回はこの辺で。
ではまた。




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?