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音楽紹介② 2トーン

2トーン通称 Two Tone Skaは1970年代後期にロンドンでダムドやセックス・ピストルズをはじめとするパンクムーブメントが起こった後、60年代初期にジャマイカでできたスカや後期のロックステディと融合したスカパンクの中でも2 Tone Recordsというインディーズレーベルから出ていたアーティスト達の音楽のことである。軽快なパンク的な要素がありつつもレゲエ的なドラムとサウンドが合わさりクールなものに仕上がっている。またファッション面ではヒッピースタイルを好まず、一昔前のジャズマンやブリティッシュインベイジョン、モッズを彷彿させるような細身の黒のスーツにハットを被るスタイルになっている。

聴くべき3選

The Selecter
Too Much Pressure

1980年にリリースされたこのアルバム。2トーンの代表格であるセレクターだが、黒白人種混合でありつつ男女混合でもあるバンドでもある。女性ボーカルのポーリン・ブラックの歌詞は人種や女性と男性間の差別について歌っている非常にコンシャスな内容になっていながらも踊れるようなスカのビートと彼女のパンク、ニューウェーブ的な歌い方は素晴らしいと思う!!!!個人的に好きな曲は「Missing Words」

The Specials
The Specials

こちらも2トーンの代表格スペシャルズ。彼らのおかげで2トーンが一気に当時のパンクシーン全盛期だった英国に名をとどろかせた。収録曲の「Too Much Too Young」は全英1位を獲得。またこれ以降の著名なレゲエとパンクの融合バンド、アーティストのランシドやサブライム、エイミー・ワインハウスなどに多大な影響を与えているだろう。とにかくボーカルのテリー・ホール(写真の真ん中)の歌い方、スタイル全てカッコよすぎる、、最近亡くなったので悲しい、、

Madness
One Step Beyond

こちらは2 Tone Recordsではない(Stiff Records)のだが一緒に括られやすい同じ時代に活躍したバンド、マッドネス。このアルバムは他のより少しニューウェーブ的かな?それでも物凄くスカとパンクを感じさせる1枚であるのは間違いない。またそれまでのスカパンクになかったサックスをふんだんに使うことで面白みもある。個人的に「My Girl」や「Swan Lake」は聴いてて本当に関心する、、

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