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ギャップイヤー(Gap year)は怖くない

ギャップイヤーをみなさんはご存じですか?

ギャップイヤーとは、イギリスで誕生した制度で「高校卒業と大学入学のあいだの期間」に自分のやりたいことをすることが出来ます。場合によっては、大学卒業から大学院入学までの期間を指すこともあります。ただし現在では大学在学中の休学も含めてギャップイヤーと呼ぶのが一般的でしょう。

つまり、節目に一定期間休みを取って、自分のために時間を使うということです。上記にはありませんが、仕事と仕事の間にギャップイヤーを取ることもできますよ

日本では卒業後はすぐに就職や進学する人がとても多いですね。ギャップイヤーを取った私からすると、もっと多くの人が取ればいいのに!!と思います。


今年度は10月1日までの就職内定率が5年ぶりに7割を下回ったそうですね。つまり内定式までに内定がもらえなかった人が3割超います。一斉に就活や受験をする日本社会では、「決まっていない」ことでどれだけ居心地が悪くなるかは私も経験済みです。本当に辛いですよね。

そこで強く言いたいのが、卒業後の選択肢は就職だけではないということ。

そう、ギャップイヤーです。

日本ではギャップイヤーといえばワーホリや留学のイメージしかないかもしれませんが、最初に引用したように、ギャップイヤーは自分のやりたいことをやる期間です。

「視野を広げるために様々な作品や文化に触れたい」「ずっと興味のあった農業をしたい」「自分探しのために色々なことにチャレンジしてみたい」など自由に時間を使えるのです。

もちろんただ何もせずに遊んで、ぼんくらになってもいいわけではありません。(金に余裕があるならそれも自由ですけどね😅)

今まで学業や部活動、仕事などでチャレンジしたかったのにできなかったことに時間を費やせるという素敵な時間なのです。

「そんなの日本の就活では新卒が有利なんだから不利になっちゃうよ!」という声が聞こえてきそうですね。

はい、否定しません。今の日本の企業はまだまだギャップイヤーに寛大でなければ、新卒にやたら固執する人は非常に多いです。私はギャップイヤー明けの就活でそれを実際に痛感しました。理由も聞かずに新卒じゃないというだけで書類選考を何度落とされたでしょう(詳しくは「男性のみ応募可」に書いたので興味があればぜひ)

しかし、ギャップイヤーをしていても、その期間をちゃんと有意義に過ごしていれば、優良な企業は別になにも言いません。むしろ興味を持ってくれますし、度胸のある子だと褒めてくれます。

ギャップイヤーで「なにがしたいのか」と「目的」を明確にしておけば、面接などで何を聞かれても堂々と答えられます。

私は1年間のギャップイヤー中、100冊読書、RPG3本クリア、実家の農場に従事を主にしました。視野が広がったし、久しぶりの親や祖父母とゆっくりできてとても幸せでした。案外家族とここまで一緒にいられたのは、小学生ぶりかもなと思いました。心にゆとりを取り戻せただけでも、この1年間は貴重な時間だっとと思っています。


海外では卒業後にすぐ就職しない人はたくさんいますし、在学中に休学届を出して自分探しの旅に出る人も珍しくありません。

現在の日本社会において、ギャップイヤーを取るのは怖いかもしれませんし、周りが就職するのに自分はしないという選択肢を選ぶのは勇気と強い覚悟が必要です。他人と異なることをするのは怖いですよね

しかし、そんな人こそ目を開けて世界を見てください。

社会はいずれ追いつきます。追いつかないといけないのです。

今就職先が決まらずに焦っている人も、何をしたらいいか分からない人も、何かにチャレンジする1年にしようと切り替えてみるのも手ですよ



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