様々な、日記

小学生や中学生のころ
交換日記が流行った。

だいたい女の子4~5人で1冊を回す。
いつも特定の子が止める。
それぞれ書く内容のジャンルは固定され
ほとんどがお互いにとってどうでもいい情報だった。
たまにグループの子たちがお気に入りの先生の
好きなものや発言が共有されることもあった。

内容のない、形式的な日記だったと思う。
でもそれはそれでいい経験だった。

高校に入学したころ
mixiが流行っていた。
携帯電話を買ってもらったばかりだったわたしは
基本的に家で親のパソコンを借りて使っていた。
通信料の定額制が始まる前で
携帯電話でネット接続をしたら料金が馬鹿にならないから。

もともと文章を書くことが好きだったわたしは
mixiの日記にハマった。
多感な年ごろの子どもらしく
生きていく中で感じるしんどさなどについて
「わたしが我儘なのか、それともこんな風に感じることは許されるのか」
「どうしてこんな思いをしなければならないのか。誰か助けて」

と、まぁ思春期全開な内容を綴っていた。

このころの私も
自分が存在すること、自分の存在を
許してほしかった。

部活の先輩には
「君の日記は人間臭くていい。悩みとか全部。」
と言われたことがある。

その先輩はほぼ全部の記事を読みに来て、
私が危ない状態のときはコメントやメールで連絡をくれた。

わたしが不安定な高校生時代を生き抜けたのは
いつでも相談できるその先輩がいてくれたからだと思う。

その先輩は今は東京にいて、
CMに出たりナレーションをしたりしているらしい。

自分の好きなことに挑戦し続ける先輩は
出会って15年経っても
輝き続けている。

すげぇな~~~

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