昼ドラジャンプラの原点にして頂点「さっちゃん、僕は」の原点もやっぱり頂点だった。
こんにちは
今日のジャンプラの一位は、読み切りでした。
珍しいなぁと思ったら、「さっちゃん、僕は」の作者による読み切りの再掲載作品でしたとさ。
というわけで今回は、読み切りの感想書いていこうと思います。
とりあえず、ざっと斜めに読んでいただけるように、この読み切りはタイトル通りの話です。
でも、主人公が兄貴の妻を寝取ってエンドというわけではなく、寝取ろうとしちゃうけど、なんとか未遂で...終わってないけど、とりあえず不倫には至らず、主人公は自分の中のコンプレックスから卒業する。
という感じの話でした。
少年はオネェさんのおかげで大人になれたってことですね。現実世界でこんな事あったらいいなーねぇしんじ君。みたいな感じ。
人間社会における禁忌をおかしてまでそれぞれの登場人物が得たい感情、そして犯した罪として結果失った物=罰。さっちゃん本編ではそこら辺が弾けに弾けてめちゃくちゃな事になっているのですが、今回はキス程度で収まってよかったなまじで。
という感じです。
今回の読み切り版では、出来すぎる兄貴の元に生まれた弟が主人公でヒロインは出来すぎる兄貴の妻であり、弟にとって好きな人です。
好きになった背景は読んでいけば分かりますが、ヒロインは兄弟を差別してみてないんですよね。
弟君が好きになった人ってのはみんな兄貴が好きすぎて、弟君は兄貴のバーター扱いされまくりんぐであり、その結果楽な恋愛もできないまま大学終わりそうな感じの、惨敗しまくり人生を過ごしておりました。
完璧すぎる兄貴へのコンプレックスをどうにも解消できないままずっと生きて来て、ヒロインに出会うわけですが、そのヒロインは兄貴の妻になっちゃって、で、ヒロインの性格は控えめに言って良く、二人の兄弟を比べて兄貴の方がいいとかいいません。
二人は似た者同士で、仲のいい兄弟で、お互いの事が好きで尊敬していて、そして誰よりもきっとわかり合ってる関係の二人だと認識してます。
そして、兄貴の事が堂々と好きだから好きってはっきりした芯があります。
そんな人と二人きりで、旅行にいったらそりゃね。主人公かるすると、うおーってなっちゃうよなってのは分かります。
ちゃんと自分を見てくれた初めての人が、コンプレックスの対象である完璧兄貴の妻っていうね。
まぁ、だからこの二人は結ばれてはいけなくて、弟はこの秘密を墓場まで持っていくしかありません。
というかね、ヒロインがめちゃくちゃされたのに聖母ですわね。ってかそうでもないと、この兄弟に見染められて家族になってないか。
ってもヒロインは内心切れてるかもしれないし、弟としてしか主人公をみてないかもしれません。婚約相手の義理の弟に迫られて、水に流せるっていうのは、やっぱり弟が迫った時に汗を掻いていたり、自分を見ているのではなく、兄貴を通じたヒロインとして見られているという意識をヒロイン自体が持っているのかもしれませんね。
弟は兄貴のせいで恋愛ができなかった、という言い訳は、弟こそが兄貴のせいにしてまともに恋愛をしてこなかった。もしくは恋愛をする度に兄貴がちらついてしまう身体であった。ということです。
結果的に弟くんはヒロインの理解力によって、兄貴から卒業できたので、まぁ祝福を受けて赦されたともいえますね。
適当に言っちゃえば弟君は原罪から解き放たれたのです。
そのかわり、自分にとって初めて出会えた最愛の人であるヒロインと主人公は結ばれません。という罰がありますけどね。
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