諏訪御湖鶴酒造場 2020.11.7
下諏訪観光協会主催のしもすわの町全体を学校と見立て、町内のお店(教室)で、観光体験プログラム(授業)を楽しむことができる期間限定イベントに参加させていただきました。御湖鶴酒造は一時期は蔵の継続が危ぶまれた酒蔵ですが昨年から新しい体制で再稼働されています。蔵の設備もほとんど新しく、最新の選ばれたものが使われていて杜氏の竹内さんや蔵人さんたちが楽しそうに仕事をされている姿は造られてきたお酒に表れている気がします。
蒸米につかわれる甑。諏訪の標高は約750m、標高の関係で少し圧力をかけて使用しているとのこと。
今年の新酒の醪です。元気にプチプチとかわいい音を奏でていました。
お酒を絞る部屋も冷蔵設備を備えています。この日は蔵人さんが隅々まで洗浄作業をされていました。
今回、一番見たかった場所。瓶詰めの機械です。御湖鶴酒造では2種類の栓(プラスチック製と金属製)を使用していて生酒と火入れでそれぞれ使い分けていること、瓶燗火入れはお酒のフレッシュさを残すために瓶が耐えれるギリギリの温度で行っていることなどお聞きすることが出来ました。
お酒造りの作業については分析データを蔵人全員に共有して常に美味しいお酒を安定供給できるように心がけられています。ただ、人がやるべきことは集中して注視し、徹底的に手をかけるなど情熱がヒシヒシと伝わってきました。
お酒の味のイメージとピッタリのデザインは眺めているだけでも楽しいものです。
諏訪御湖鶴酒造場
長野県諏訪郡下諏訪町3205-1
JR中央本線 下諏訪駅から徒歩8分