100億人 私たちは何を食べるのか?
Amazon Prime Videoでドキュメンタリー作品を見ました。
「100億人ー私たちは何を食べるのか?」
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07XBTZQYC/ref=atv_dp_share_cu_r
2050年までに世界の人口は100億人に増える。人工肉、昆虫食、工業型農業、セルフ・カルティベーションを俯瞰して、100億人の食糧供給のあるべき姿をヴァレンティン・トゥルン氏が考察しています。
2015年に制作されていたもの。6年も前の作品ですが、2021年でも十分に考えさせられました。
地産地消、有機農法、どちらも東北の地方に居る自分には当たり前に近く旬の立派な野菜が安く手に入るのですが、これまで意識はしても行動までそんなにはなっていなくて、遠くで生産されたものでも安ければ購入していました。
また、「種」の問題は根深い。日本ではもう古来の「種」は手に入らないのではないでしょうか。この映像の中でインドは自分たちの地元由来の種を維持している団体のことが紹介されていました。インドすごい。
同時に、トッドネスポンドという地域通貨の試みについても触れていました。これは地産地消を自然に促すことで触れられていましたが、Wikipediaによると2019年に廃止されていました。
https://ja.janghan.net/wiki/Totnes_pound
その他、映像の中のキーワードを綴ると、経済的自立性、自分たちで主食を生産できること。食糧危機に対応できること。先進国の私たちが向上式農場、有機や地域から購入する。私たちは小さな村に一緒に住んでいる。食べ物にアクセス。アーバンアグリカルチャー。よい食べ物。「良い土から」。遠い場所から運ばれるのではなく。食物運搬は持続可能性に良くない。地域支援型農業ドイツボンの活動。草の根レベルで。ここにあるものでなんとかしたい。旬のもの。焼け石に水だが、なぜ何もしなかったのと、この責任に直面する。自分の手で、自分のお金で、自分の場所で。おもいやりだけが解決してくれる。輸入への依存。UKは60%。幸せ。素晴らしい。小さな農家は効率的に生産ができる。小農が必要。工業型農業ではなくそれを止める。地域の農家の作物を買う。インクレディブル・エディブル。ウィルアレン。子供たち、その子供たちの食糧を・・・。
日本国内で「食料自給率」が高い順に言うと、東京という都市は最低の1%。秋田の場合は300%の自給率。これまでの国内ランキングでは東京が最高で秋田が最低がある意味「当たり前」でしたが、これからの時代は違うんだと言える一番の根拠になり得ると感じました。
ここで、ふと、松坂桃李さんの大和ハウスの電気を自給自足する家のCMが頭をよぎる。
自給自足とはまさにこの生活で、とても難しいけれども、昔ながらの農家のやり方こそ日本で必要とされているのではないか。
実際、生産出来なくて荒れている農地はたくさんある。
空いている家もたくさんある。
今の若者たちは集まって実際に村を作って生活している。
この発想こそが世界を救うのだと思う。
一方で、「安く」「簡単に」手に入る食物たちの安全はどんどん分からなくなっていく。私たちは「どこから来て、どんな育てかたをしたのか」全く分からない作物ばかりに囲まれていることに気づく。
子供たちのため自分のために、安心安全な食べ物を持続して提供し続ける。おそらく工場型農法も、水耕栽培も「100億人が食べていくためにはこれが正しい」とみな「部分最適のジレンマに陥っている」
およそ善意でなされているのに地獄へ進んでいっている。
しかし、私が今から意識と行動を変えれば変わるかもしれない。そうとも思える内容でした。
自分で小農をすることもあるけれど、まずは自分から進んで地産地消。
今は決して割高な価格ではなく、むしろ旬の野菜は新鮮でしかも安い。一年中白菜やキャベツがなくたって、旬の野菜を楽しむことの方が自然で幸せなこと。
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