スクーターから空を感じてます

久しぶりに都内でスクーターに乗って走り回りました。

かれこれ四半世紀前、都内の移動は2ストのベスパでベンベンベベン！と音を立てて走り回っていた時を思い出します。

今日は4スト200ccのオートマのスクーターVespa GT200Lです。その加速感と、何よりヘルメット越しの視界に楽しさ溢れてしまい記事を書いています。

結構強引に入って来ようとする原付に対して譲ったり、クルマの間を縫うのではなく、クルマの後ろに並んで走るような、余裕を持つ走りが出来るようになっている自分に気付き、老いたというか、無理をしない、疲れない乗り方になりました。

都内はすでに初夏を感じる陽射し。
おのずとビルの合間からの青空が目に入りワクワクが溢れてきました。

クルマに乗っているときとは違う視界、走り出した時に感じる風

「ああ、この感覚だ」

川や公園の近くは水を感じてヒンヤリしたり、変わった花の香りに気持ちを寄せてみたりしながら次々と変わる道を進んでいく。

ベスパの音は4ストでゴロゴロ、ローラーが滑ってずるずるとダイレクトさは薄れたものの、街に新しい発見を見つけながら流す時間。

おおげさに言うと生かされているのではなくて、自分が能動的に生きてる感じがして、これまで引っ込みがちだった自分が前に出ていく感じがしました。

なじみのお店でオイル交換をお願いしても、何万円も掛かる大排気量の四輪車と違って数千円で済んでしまう。

車では躊躇する細い路地もスイスイ入っていけて、ふと気付いたらそこに停めたりも楽にこなせる。

スクーターいいですね。