カメの目線
2018年のドラマ「僕らは奇跡でできている」の第一話を見て、「うさぎとカメのカメはどうしてうさぎを抜く時に寝ていたうさぎに声をかけなかったのだろう?」という問いに「地上数センチのカメの目線からはうさぎと競走する気がそもそもなくて地上の素晴らしい世界に見惚れているんです。うさぎはカメを見下すためにあるんです」
と不思議君みたいな生物学の先生役の高橋一生が歯科医役の榮倉奈々に言うのです。
シマウマのもようは何のためにあるのですか?と生徒たちに発表させ、「答えをおしえてください」という学生に「わかりません」と答えたり
抜いた歯を大事にとっておいたり
歯科医の水栓の軋み音からバードコールになるからいらなくなったらくださいと言ってみたり
ドラマで見る分には実にいい!
「上の歯が抜けたら軒下に、下の歯が抜けたら上になげる」と言う榮倉奈々に「どうして人の言うことを聞いてそのとおりにするのですか?」と、自然の中の動物のなぜ?を謎解きに見立てて自分で答えを出す視点
榮倉奈々や要潤の役は、言われたことだけを学んで人の言うことをそのまま受け入れている立場の役どころで、自分もそういう視点なんだなと気付かせてくれます
高橋一生の役がうまいのもありますが、実に豊かな暮らし方に見えました
戸田恵子さんや、小林薫さん、田中泯さんの優しい大人目線がお話しに深みを与えてくれてまた良い
子供の頃ミドリ亀を飼っていたことを思い出しました。カメは全く私を見ていなかったですね。
そういえば、子供の頃、体長1mもある巨大な亀が、私の住んでいた川沿いで昼間でもジメジメしていた訳マンションの裏の土に穴掘って住んでたんです
あれは現実だったのか?夢を見ていたのではなかったのか?
後日その亀を捕獲した街のじいさんが犬のハーネスをつけて散歩してました
あの亀はいまどうしているのだろう?
カメの目線
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