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【2023年5月】夫帯同でオーストラリアの学生ビザを申請しました

こんにちは、aikoです。

今回はオーストラリアの学生ビザ申請方法について話したいと思います。
このビザの申請、とりあえず長くて本当に疲れました、、 

オーストラリアの学生ビザ申請についてはすでにいろんな方がまとめてくれていると思いますが、私は今回夫を連れて行くことになっています。家族帯同で申請する際の情報は少ないように思ったので、まとめてみることにしました。

なっがくなりましたが、同じような境遇の人の参考になればと思います。あくまでも、私個人の場合の話&認識齟齬もあるはずなので、参考程度にとどめておいてくださいね!


概要

オーストラリアの大学院に進学するには、学生ビザを取得する必要があります(当たり前ですが)。帯同家族がいる場合、その家族分も一緒にまとめて申請しなければなりません。

ビザの申請は、完全オンラインで完結することができます。ImmiAccountという、オーストラリア移民局の申請システムに登録し、必要な情報を入力していきます。
この情報入力なんですが、これが長い!ひたすらいろんなことを聞かれます。申請完了後に申請書をダウンロードしていたんですが、A4 22枚に及びました。途中で保存できるので、チミチミ保存しながらなんとか進めます。そして、情報を全て入力し終わったら書類を添付して、申請完了となります。

それではこれから、私の申請ストーリー(?)をお話します。

私の状況整理

まず、私の状況から簡単に説明しておきます。

  • 30歳手前

  • 大学(外国語)→就職→短期大学(栄養)→海外大学院

  • 大学院進学のため、学生ビザ(サブクラス500)に申請

  • 大学院(7月開始)の前に、語学学校(5月開始)に進学

  • 夫(日本国籍)を帯同

ちなみに、夫は完全フルリモートの仕事をしています。現在住んでいる場所も会社からかなり離れており、出社は全くありません。そのため、海外にいても変わらないだろうという事で、会社から許可をもらってオーストラリアで生活できることになりました。

スケジュール

3/31 Offer Letterが届く
4/6  デポジット支払い完了
4/19 CoE発行
4/21 ビザ申請完了
4/27 OSHCのPolicy Numberが届く
4/27 内容修正
5/2  ビザ発行
5/16 出発

スケジュールはこんな感じです。今回はちょうど2週間でビザがおりました!出発まで3週間ちょっとしかない状態で申請していたので、かなり焦っていましたが、すぐに発行してくれて大変助かりました。他の方を見ていると即日〜2日くらいで発行されることもあるそうなので、夫婦で行くとなると少し時間はかかるのかもしれないですね。

添付した書類

1. パスポート(私・夫両方)
2. OSHCのpolicy numberと証明書(私の書類を夫にも添付)
3. CoE(語学学校・大学院のそれぞれ1部ずつ)
4. GTE(私のみ)
5. 残高証明(私・夫両方)
6. 奨学金の証明書(私の書類を夫にも添付)
7. 戸籍謄本の英訳(NAATI認証)

用意した書類は上記の通りです。
帯同家族を追加すると、以下の画像のようにその家族の分も添付する欄が設けられます。そのため、家族分の書類も諸々揃えてから申請に挑みましょう。

それでは、各書類について詳しく説明していきたいと思います!

1. パスポート

パスポートは夫と私の2部のスキャンを提出しました。期限は2年以上あったので、更新の必要もなく提出しました。

2. OSHCの証明書

OSHCとは、オーストラリアに留学する人は必ず入らなければならない健康保険の名前です。手配してくれる会社が数社あり、私は大学を通して手配してもらったため、あらかじめ会社は決まっていました。帯同家族がいる場合、その家族も加入することになっています。私の場合はDual で、2年間2人で約5,500AUDでした。

OSHC証明書

OSHCは、費用を払うと仲介会社からメールで上のような証明書が送られてきます。そこにpolicy numberが書いてあるので、それをビザ申請時には記入します。

ですが!私がビザを申請した時には証明書自体が届いていませんでした。申請書を入力している時に、あれ?そういえばないな?ということに気が付き、急いで各方面に連絡しました。一刻も早く申請を完了しないと出発に間に合わない!と思っていたため、国際電話をかけまくりました。来月の請求が怖い、、。

ちなみに、こういう時に相談に乗ってくれると思っていた大使館ですが、現在、在日オーストラリア大使館はビザ関連の質問を全く受け付けていないようで、そちらに聞くことはできませんでした。

まず、OSHCを依頼している会社に「policy numberを知りたいが、まだ証明書が届いていない」と電話をかけました。氏名と生年月日を伝えて調べてもらったところ、返答は「あなたの情報、うちの会社にないですよ。」でした。。ええ!?高いお金払ったんですが???と思いながら電話を切り、とりあえず大学にも電話をしてみることにしました。大学の担当者に「あ~大体policy numberって学生番号だから、それ書いたらいけるよ」と言われたので、そのままCoEに書いてある学生番号を記入して提出することにしました。

そして、申請書を提出して数日後、正しい番号が保険会社から届くことになります。しかも、結局policy numberと学生番号は全然違う番号でした、、!多分、大学のシステムを通して料金を支払っていたため、入金までに時間がかかり、保険会社に情報が行くのが遅れたのだと思われます。

正しいpolicy numberがあるのに間違ったまま申請をしているのはよくないと思ったので、すでに申請書は提出していたものの、修正することにしました。修正の仕方については後半で詳しく書きますね!

3. CoE

CoEとは、Offer Letterをもらい、デポジットを支払った後、大学から発行される入学許可証のようなものです。ここに学生番号が書いてあり、それを申請時に記入する必要があります。
私は語学学校と大学院、それぞれからCoEをもらったため、2部提出しました。夫の添付資料の欄にもCoEがありますが、私のものをそのまま提出しました。

4. 残高証明書

利用している銀行の窓口に行って英文の残高証明をもらってきました。細かい金額を記載することは控えますが、1年くらいはこれだけあれば生きていけるだろうというくらいの金額が入っている口座の証明を取りました。夫も同額くらいの口座があったので、それを利用しました。店頭で申請と受け取りをしたこともあり、証明書発行までは1週間もかかりませんでした。

5. 奨学金の証明書

私はありがたいことに奨学金をもらえることになっています。そのため、英文の奨学金証明書を添付しました。先ほどの残高証明は1年分の生活費くらいの金額で提出しましたが、奨学金も合わせると学費含め2年間生きていけるだけの資金があると証明できるようにしました。

6. GTE

GTEとは、留学理由書のようなもので、2,000字書く必要があります。ラッキーなことに、2,000 wordsではないため、A4 1枚程度で収まります。
このGTE、何を書けばいいのかもわからないし地味に長いし大変ですよね。私は、奨学金の申請の際に留学したい理由や学ぶ内容を書いていたため、それを参考につぎはぎして作りました。書いた内容はざっくり以下の流れです。

・最終的な目的(将来どうなりたいのか)
・これまでの経緯(学んできたことやその共通点)
・なぜ留学するか
・なぜオーストラリアか(その大学にいい先生がいるなど)
・資金について
・家族について(夫の経済力や仕事について)
・卒業後の予定(具体的な日本の会社名)

私は自分の専門を言語学から栄養に変えているため、「これまでのキャリアとオーストラリアで学ぶことに関連があるか?」というところが明確になるよう意識しながら書きました。また、卒業後は日本に帰るということを強調するため、就職したいと思っている会社名を具体的にいくつか挙げました。

実はこのGTE、帯同家族がいればその家族分必要になるのです。正直、帯同家族がオーストラリアに行く理由って特にないですよね笑 ついていきます、くらいで。2,000字も書けないなと思っていたんですが、結局夫のGTEは書かず、代わりに残高証明書を添付して完了しました。これでも問題なく通ったので、全員分のGTEを用意しなくてもいいようです。ただ、就労や移住を疑われそうな要素があって(私たちみたいに、30歳手前で夫婦で渡豪するなど)、学生になる理由が弱い?場合は、帯同家族がどう生計を立てていくのかなど書くことで、学生ビザとして行く意味を明確にしていくといいのかもしれません。また、綺麗すぎる英語だと学ぶ必要あるのか?と思われる可能性もあるとどこかで読んだので、ネイティブチェックは受けずに自力で書き切りました。

7. 戸籍謄本の英訳

戸籍謄本はNAATIというオーストラリア政府に公認された翻訳家の方に頼みました。結婚証明として必要なようです。

書類は以上です。

帯同家族がいる箇所の書き方

次に、帯同家族がいる場合に、シングルで行かれる方と異なる点をまとめておこうと思います。回答内容は私個人の場合となるので、ご了承ください。本当は細かい質問も含めるともっとたくさんあるんですが、簡単な質問は省いています。

・Are there any accompanying members of the family unit included in this application?

ここをYesにすると、その家族の詳細を書く欄が現れます。

・帯同家族の詳細

本人同様、帯同家族の名前やパスポート番号、生年月日を記入します。
Other identity documentsはあるか聞かれる箇所がありますが、私たちの場合はお互い「なし」と回答しました。(最初は「あり」にして免許証を選択していたんですが、免許証の英訳も添付しなければならないようだったので、めんどくさくてやめました笑)

・Non-accompanying members of the family unit

ここの質問でNoと答えると、例えば留学中に他の家族を呼び寄せたいと思っても、申請ができなくなってしまうようです。もし日本に残る予定の家族がいて、オーストラリアに来る可能性がある場合は、Yesを選択して情報を入力しておきましょう。

・Countries visited

これまで訪れた国も、私と夫両方書く欄があったので、記載しました。これがまた、期間などを書く必要があるので結構大変でした。事前に準備できるとラクですね!

ざっとこのくらいでしょうか。後の質問は、流れに任せていればきっと回答できると思います!

ビザ内容修正、書類追加

オーストラリアの学生ビザは完全オンラインで完結できます。私のように、内容に変更・修正・間違いがあった場合も同様、完全オンラインで対応可能でした。
私は、上でも述べた通り、OSHCのpolicy numberの欄に学生番号を入れていたため、それを修正する必要がありました。内容を修正って出来るだけしたくないですよね。なんとなくビザ降りるの遅くなりそうだし。どう修正すればいいのか人に聞きたかったんですが、そのような質問を受け付けている人?部署?を見つけることができず、独断で行うことになりました。
オーストラリア政府のホームページには、ImmiAccountから修正してくださいと書いていたので、その通りにしました。

修正するにはまず、ImmiAccountに入って、MenuからUpdate detailsをクリックします。(下の画面ではすでにビザがおりた状態なので、多少文言が違うと思います。)

そして、「incorrect answers」みたいな項目があるため、それをクリックして、間違った情報と正しい情報を入力します。その際に、間違った理由も記入する必要があります。私は下の画像にあるように、「申請時には届いていなかったけど、今朝届いたので正しい番号を共有します」といったことを書きました。(この画像は、修正完了後に自動的に作成される書類です。修正画面のスクショを撮っていなかったので、こちらを貼りました!)

そして、OSHCの証明書を添付して完了しました。

結果、修正して数日でビザが降りたので安心しました!修正しなくていいならしないでおこうかなとも思ったのですが、ビザが降りた後で内容変更するのもまた手前になりそうなので、修正できるうちにしておくべきですね。当たり前だけど。

エージェントは使うべき?

結論、私はエージェントを使わずなんとか完了できました。でも、無料でお願いできるなら絶対していたと思います。
ビザ申請費用だけで630AUD(今後また上がるみたいです)かかってしまうので、さらに数万円かけてエージェントに依頼するのはやめておきました。それに、依頼したとてビザが確証されるわけではないので、、。
エージェントに依頼できるに越したことはないですが、なくても申請自体はできるようになっています!

注意していた点

学生ビザは、就労や移住目的ではなく、純粋に勉学に励むことを証明できるかどうかがミソとなるようです。そのため、卒業までに十分な資金があるか、卒業後は母国に帰る予定か、勉強する内容に納得がいくものか、などを意識して申請する必要があります。
私の場合、子なし20代夫婦ということで、移住や就職のにおいがプンプンしているなと思っていました。そのため、一貫性や資金調達の部分を強調しました。

最後に

かなーり長くなってしまいましたが、以上になります!
大学院選びや資金調達をなんとか乗り越え、留学開始までの最後の壁となるのがビザだと思います。私はビザが降りるまで不安で、もしおりなかったらこうしよう、ああしようとずっと考えていました笑

もちろん申請は早くやればやるほどいいですが、大学からの書類が届かなかったり、奨学金との兼ね合いがあってギリギリになることもありますよね。
申請は大変ですが、本当に勉強がしたいという気持ちと根拠となる書類を提出すれば、きっと通してくれると思うので、頑張ってください!


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