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過去世に力を明け渡さないために(前世療法の方向性)

前世療法を受けられる方の中には
前世占いや
前世リーディングを体験されたことのある方も
割といらっしゃって、

「あなたのお母さんは前世であなたの子どもだった。
だから今世でもあなたと親子逆転のような現象になるのは仕方ない、
と言われた」

とか

「あなたは前世でも今の家族と家族だった。
その時あなたがひどい仕打ちをしたから
今世ではひどい仕打ちを返されている、
と言われた」

とか

教えてくださる方もいらっしゃいます。


たしかに、


ご家族のどなたかが
過去生でも同様にご縁があったというエピソードは
よくあること。

魂の成長拡大のために
お互い関わり合う存在がご家族の誰かというケース、

そしてその誰かが魂レベルで、
一個人の一生を超えて
何度も関わりあうというケースも
いわば「前世あるある」です。


なので
そのこと自体は
「そうなんだ」と
わたしは受け止められるタイプ。


ですが。


その事象にもし

「今こういう状況なのは
過去生からのカルマなんだから仕方ない、ガマンせよ」

という意味づけをして
心が重く沈んでしまうなら
その捉え方はしなくていいんじゃないかなと
わたしは思う派です。


今世の大切な人生を、
過去生の贖罪のように過ごす必要なんて
まったくない。


「過去生でこうだったから」
なんて理由で苦痛に耐え続けたり

このイヤな状況も仕方ないと諦めなきゃいけないことなんてないし

辛い環境にいる自分自身を納得させるために
過去生という見えないものを使う必要も、ない。


もし、
過去生からの因縁で
今しんどい状況があるということを受け入れるならば、

「だから仕方ない、ガマンせよ」
みたいな
修行と称した忍耐を強いる方向ではなく


「そんなにしんどい状況や苦境においてでも、
それでもなお、
さらに自分を愛するには
成長させるには
自由に拡大させるにはどうしたらいいか?
って問われている」

という方向性で捉えた方が

今の自分の人生をより大事に思えるんじゃ
ないでしょうかね。


「過去からの罰を受けなきゃいけない自分」

としてではなくて

「今世は辛い状況から心を成長させることのできる自分」
「今世はネガティブな側面も受容する大きな心を育む自分」
「今世は無条件で自分を愛する力を取り戻す自分」

そんな風に
「(過去からみたら)時代の最先端を生きて
さらなる魂の成長を遂げていく自分」
として、今の人生を大事にしていく。

仮にもし
「過去生からの影響で親子逆転」が起きていてつらいなら


今のリアルな気持ちを大事にして
「そこから自分の幸せな人生を創るならどうするか」ということに向き合っていく。


「カルマがあるから仕方ないよね」と
今世の可能性や伸びしろを放棄するより

今この人生で感じている(いた)感情や思いにフォーカスして
みたくない自分を受け入れたり
気持ちを昇華したり
癒したり
間違えた思い込みや制限を外して
魂の成長を促すほうが

せっかくの命に対して、
愛があるようにわたしは感じます。



過去生がどんな人物で何してたかって
証明できるような確かなものはありません。

でも
そんな見えない領域の世界だからこそ
それに振り回されて今の力を失うなんて
すごくもったいこと。


過去生にアクセスすることは
不確かな存在に力を明け渡したり
「だからできない、仕方ない」と
諦める根拠にするためじゃない。

もちろん逆に、
「こんなに特別な過去生があったから、今の私も他の人より特別にスゴイ」と、
慢心するためのものでもない。


魂の意図が成長拡大にあるという前提を採るなら
そこは揺るぎないことなんじゃないかな。


せっかく過去世にアクセスするなら
前世療法を行うなら

今生きてる今世の自分の生き方を
より豊かにするきっかけとして使いたいと
わたしは思ってます。

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