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コンタクト・インプロビゼーション・フェスティバル@中国 滞在記:1日目

9:05東京羽田発、12:05北京着。写真は北京空港です。
天井がとても素敵なデザインでした。
スタッフのRosalynが迎えにきてくれて、宿泊先までタクシーで移動。

宿泊先は、フェスティバル会場がある「798芸術区」エリアの端にある
日本でいう団地のような感じの建物の一室を利用したAirbnb。

廊下は暗くて夜は怖いくらいでしたが、中は広くて、きれいでした。
リビングと個室が3部屋あり、香港の講師3人とここで共同生活。

まずは荷物を置いて、少し時間があったので街を歩きに外へ。
北京在住の友人にすすめられた、景山公園に行ってみました。

ちょうど夕暮れ時で、空がきれいでした。
北京の大気汚染について少し不安もあったのですが、
滞在中は好天にめぐまれ、とても気持ちが良かったです。

北京の街を歩いていると、その「広さ」を感じます。
歩道も車道も広く、思ったより歩きやすくて街路樹も多く、きれいな印象。
オリンピックを境に整備が進んだとRosalynが教えてくれました。
東京も2020年に向けてこれから変わるんだろうか?

その後、夜は他の講師やスタッフの何人かと合流して食事をし、フェスの主催者の一人でもあるCandyのコンテンポラリーダンスの作品を観に「北京国话先锋剧场(北京国活先鋒劇場)」へ。

普段は演劇作品がよくやられている劇場のようで、英語名ではNational Drama Institute Theaterとなっていました。

作品は、出演者は女性ダンサー3人、舞台にイスが2つ。舞台下手にはサウンドクリエーターがいて、舞台を見ながら音響機器を操作していました。

ダンサーの1人が、中国語で何かを語りながら踊っていく。
わりと低体温な、淡々とした日常性が描かれていくような雰囲気。

動きのフレーズが繰り返されながら、イスの向きやダンサーの立ち位置、関係性が変わり、違う風景が見えてくる。最後、舞台奥の扉が半分開き、舞台裏の素の空間を少し見せる演出。

繰り返される日常、何かがズレている。
彼女たちは一緒にいるのか、いないのか。
そんな肌触りを感じました。

驚いたのは上演中の客席の様子。
スマホで写真や動画を普通に撮影したり、出たり入ったりする人が何人もいたり、日本の劇場とはかなり違う雰囲気で戸惑いました。

上演後に「これって中国ではいつもの光景なの?」と聞いたら、珍しいことではない様子。慣習の違いもあるかもしれないけれど、落ち着いて集中して見たいなと思いながら、宿泊先に戻りました。

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