"ダメな〇〇"を考えるよりも、まず大切にしたいこと
最近、生徒さんやお客様から
「〇〇って食べたらダメな食材ですか?」
「〇〇が辞められないんです」など
"食"について質問を受けることが多いので
私なりの考え方を書いていきますね。
もちろん、より良いものを
選択して食べる方が良いですが
"絶対に食べてはダメ"というものは
(病気などの理由がなければ)
基本的にないと思っています。
わかりやすい一例を挙げると
「砂糖は依存性があるからダメ」
と、よく言われているけれど
砂糖がダメなわけじゃなくて
お菓子やジュースなどから
知らずに摂りすぎていることや
"辞められない"、"食べてしまう"という
食べる側の意識や状態に原因がある。
スイーツやアイス、ラーメン、
スナック菓子などのような
高糖質、高脂質、高塩分のものは
食べると満たされ"幸せホルモン"が
分泌されるため過食になりやすい。
食べないとイライラするのは
食べることで一時的に心が満たされ
精神が安定する(セロトニン)からで
逆に言うと、食べることでしか
精神を安定させたり、ストレスを
発散できない状態にあるから。
食べ物でも何でもそうだけど
"もの"はそこに在るだけで
それ自体が悪いわけじゃない。
使い方や関わり方を
選んでいるのは人間です。
でも、
その人が"ダメな人"というわけでもなくて
自分のストレスや精神状態に気づいて
他で改善できていない状態が問題かなと。
・住環境や人間関係を整える
・他でストレス発散をする
・好きなことに没頭する
・身体をメンテナンスする
など、
根本的な解決をしていきながら
"大好きなもの、美味しいもの"を
ご褒美に少しだけいただくように
自分の状態を意識してみるだけでも
改善し、変わってくると思います。
私も堅揚げポテトやチョコ、アイス、
柿ピーなどを(大好きなもの。笑)
衝動的に食べたくなる時がありますが
「あー、私、疲れてるんだな」
「今、ストレス感じてるんだな」
と、数日間を振り返って自分を労い
「おつかれ私!」とご褒美に食べています。
(自分には結構甘いタイプ)
"なんとなく食べる"のを辞めて
(今の自分に必要だから選択する)
"ご褒美"に意識を変えること
それと同時に睡眠をしっかりとったり
ストレスの原因を取り除く(減らす)ために
環境や行動を変えてみるなどを心がけると
他が満たされるので、依存することはありません。
我慢していることがあったり
心が満たされていなかったり
思春期、妊娠、産後、月経前後など
ホルモンバランスが変化する影響で
心や体が不安定になりがちな時期は
暴飲暴食してしまうことも多いですが
(身体の変化の場合、原因は取り除けないけど
無性に欲しくなる理由がわかるだけでも違う)
「絶対に食べない!」と我慢して断ち
いつかリバウンドするリスクを残すよりも
"あれ?別に欲しくない"という日が
1日でも増える生活を目標にして
今の自分の状態に気づいてあげること、
改善できるように根本的な部分を見て
整えていくことがオススメです😊
P.S.
問題は外にはありません。
でもそれを辞められない人が
ダメ人間というわけでもありません。
(「原因は全部、自分の中にある」は
"自分が悪い"という意味ではなく
ものの見方の例えです)
"なぜそうなってしまったのか?"
を考えて、根本的解決をする前に
別の何かのせいにしてしまう
意識を向けている方向に
問題があるんじゃないな?
と、私は思います。