2023年4-6月 TVドラマお勧め

珍しく、興味深いTVドラマが重なったのでご紹介します。
 
まず「ひともんちゃくなら喜んで!」テレビ朝日系。
会社のハラスメントをどう解決するか、人事コンサルタント派遣会社から派遣された人が悩みながら解決していく話。
組織はなかなか変わりません。大企業ももちろんですが、小企業だってなかなか変わりませんし、ハラスメントがあること自体わかっていません。でも改善しなくちゃならないことは確かです。それを面白おかしくドラマにしてあり、なるほどなぁと思わされます。1話につき30分というのがちょっと寂しいですが。
あれ、でも首都圏ではもう終わっているのかな。ここは富山だから・・・でも放送されることに感謝。
 
次に「それってパクリじゃないですか?」日テレ系水曜22時。
老舗飲料メーカーが開発した商品のボトルのデザインが、他社に奪われたらしいことをきっかけに、知的財産部を立ち上げて対応していく話。
知的財産というのはどうもわかりにくく、言われればそうかなと思うけど普段は全然気にしていないように思います。例えば「パクリとパロディって違うんですか?」など、言われてみるとわからないものも散りばめられています。どちらが正しい、だから取り締まる、とはなっていないのがポイントかと思います。
Webが日常化し、自分も文章や画像をコピペして発信してしまう日々なだけに、考えさせられます。
 
主にこの二つなのですが、おまけ(というか次候補)として「ラストマン -全盲の捜査官-」TBS系日曜21時。
警察庁との連携強化を目的に日本にやって来た全盲のFBI捜査官が事件を解決していく話。比較対照として旧態依然の捜査法を日本の警察がする点がポイントでしょう。
私は障碍者がどう描かれているのかに興味があります(私も障碍者なので)。福山雅治は「ガリレオ」のイメージが強烈なので、ちょっと似た役柄なのがどうもマイナスなのですが。
 
ドラマも放送形態がどんどん変わっていっていて、“ふつうの”視聴しかしていない私は、「よい」ドラマに会いづらくなっているのではと感じていますが、今回紹介したような良質のドラマがこれまで通り放送されていくのを切に願うばかりです。

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