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2022/06/10 天啓なのか出来心なのか

 起きてすっかり暑いので着替える。寝る時はいまだ長袖を着ている。そうして暑がって着替えるのに、朝一番に飲むのはまだあたたかいコーヒー。熊本は1年の7ヶ月は夏だけれど、はじめのしばらくは「間」の時期だ。朝一番のコーヒーだけ、カロリーフリーの甘味と牛乳を入れる。ものすごい充足感で1日を始めるのだ。

 弁当。今日は二人分。

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 昨日、シュウマイをぎゅうぎゅう入れたら面白い弁当が出来るのでは、と天啓なのか出来心なのかとにかくひらめきがあって、それに従った次第。もしかしてこれがおかずでは飯が食えなかったら、と考えてご飯は混ぜ込みわかめ梅ひじき味にした。水菜とキャベツのおかか和え、いんげん豆とハムのバター味、だし巻き卵。色合いの浅い弁当だこと。

 ゴミ出しがてら銀行へ。両替機で新札を作るため。数枚、家に持ってないといざ必要なときに土日だったりしてすごく困ってしまうので。そうして両替して帰宅しても10分。その10分で疲れてしまう最近の体力の無さ。

 お仕事で使うMIDIキーボードをネットで調べる。ちょっと本気。実は一つ、使っていなかったキーボードが死んでいることに気づいたので。なんかちょっと見てない間に世の中進化している。特にお値段が素晴らしい。お財布も心も痛まないし決心もいらないので良い。引き続き調査継続。

 侵攻のこと、日本のテレビのニュースとかで見られることはなんか全て人づての伝聞の3人目ぐらいのもののように感じる。誰かが言いだしたことを誰かが拾って次の人に言った次ぐらい。東部の地区を取っただの、取り返す意思だの、事実だろうけど、噂話やゴシップを聞いているように感じる。流されていることは情報戦の一部だし、真に受けると情報戦の片棒担ぐような気もするし。こんなニュースも、もっと入れ込んで見るべきなのかね、と思う。

 色々やらねばならないことは多いけれどなかなかその気にならず。資料は集めて、頭の中で構想しているけれど。こういう時期なのだろうな、でいいのだろうと思いつつ。

 お隣さんが引っ越して、劇的に蚊がいなくなった。お隣さんはうちと同じぐらいの敷地の隅々まで開拓し、通りの側溝の上にもびっしりとプランターを置き、家庭菜園を勤しんでいた。植えれば水が必要で、その水を大きなゴミ箱に水をためていた。雨樋から直接受けられるように加工してまで貯めてるのだけど、そこから蚊が湧くのだ。それも超ご立派なヤブ蚊。あれは蛹の状態で越冬できるらしく、それが4月には蚊になって、奴らには羽根という移動手段があるから隣の我が家まで来るのだ。

 言いたいことは山ほどあった。あのデング熱騒動の時も世に疎いお隣さんは気づくこともなかった。農作業に勤しむ時は蚊取り線香を携帯し、私が玄関掃除にドアを全開していると「蚊が入るよ!」と私にも持ってきてくれるほどだけど、発生源については無頓着だった。そもそも蚊が媒介する病気は多い。熊本はかつて日本脳炎の多発地域で全国ワーストワンだった。私が子供時代を送った県南はその中でもよく発生する地域で、それを減らすためにされていた施策がボウフラの発生する状況を作らないことだった。水路にカダヤシ/タップミノーと名付けられた小魚を放流、溜まり水は蓋をする。デング熱やマラリアの発生する地域でもそれは同じで、家の周りに水が溜まりそうな状況を作らないことを心がけているとのこと。それしか策がないのに、もうわざわざボウフラ製造機みたいなものを作られていることに内心ではカッカしたけれど、お隣さんはとてもいい人だし、その人の良さがありがたかったから、揉め事になる方がよっぽど問題なのでもう我慢するのみだった。

 もしかして、お隣さんが発生させている、というのは気のせいかもしれない。人を疑ってはならない、と思ってきたけれどこうしてお引っ越しされて、全く蚊がいない夏となってやっぱりそうだったのだな、と思っている。同時にああ言わなくてよかったな、とも。

 晩飯、ガパオライス。面白い料理。バジルとナンプラーの出会いがあの風味の肝だと思う。それににんにくの香りも加わればもうなんちゃってとしては成立する。子がパプリカの甘味を嫌がるのでカラーピーマンで作る。成功。次はバイマックルーも入れてみたい。市販品はないのかと調べると、あるやん。

 バイマックルーの日本語はコブミカン、ということは知ってた。しかしそれが英語でカフェライムリーフなんて名とは知らなんだ。ちなみにお隣さんはコブミカン植えていたけれど、人様のものに目をつけてねだるなんてあさましい真似はどうしても出来なかった。次街に行った時に鶴屋で買ってこよう。われらが郷土のデパート鶴屋ならあるやろー。

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