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2023/07/24 審査員と同じものを/Gとの戦い

6時起床。目が開いた感じがする。とぎれどぎれでも長く寝るとちゃんと回復すると実感。

野菜はあれど緑足りない…弁当。

 弁当、たれづけ唐揚げ(冷食)、にんじんのラペ、しめじと塩昆布の炒り卵、蓮根のきんぴら。朝食、サラダとトースト、スクランブルエッグ、ゴールドキウイ。私は糖質抜きで。

 息子1は午後から練習なので午前は吹奏楽コンクールの中学の部の県大会を聞きに行くと8時半過ぎに出て行った。絶好の原稿日和。いそいそと手を付ける。子が生まれてから、夜型だった書き物時間は明るいうちになり、子がいると書けないようになってしまった。書く内容に変化はないつもりだけどどうだろう。

 昼、鍋で袋ラーメンを煮て、IHの台の向こうに置いている卵を取ろうとして違和感。よく見たらいわゆるGがいる!エンカウント。目が合った。とりあえず麺が伸びるのでビクビクしつつも卵を落としてちゃんと煮て食べた。Gは卵パックの隙間に逃げ込むも後ろ足が見えている状態。結構立派なワモンGだった。つやつやの茶色で、首と胴の間に白い模様があった。どうしようと思うも、どうもこうもない。一人で退治しようにもどうせ取り逃がしたり、動揺して器物破損しかねない。そんなことより、この原稿執筆の好機は逃せない。食後は無視してどんどん原稿を書く。

 昼間人のいない時間にリビングで書くのが一番はかどる、という悪習持ちなので今日もそうしていた。キッチンとリビングはひとつながりなので、Gのいる場所ともそういうこと。なれど無視して書く。今日は自分の机か楽器部屋で始めればよかった。私がごそごそ移動するとGに逃げられそう。
 2000字ほど書いたので休憩をすることにした。頃合いも良かったのでそうだコーヒー淹れて、隠し持っていたレアチーズケーキを食べようとキッチンへ行くと、卵の間から出てきていて、またしてもエンカウント。しかしめげずにコーヒーを入れて、リビングのテーブルでブレイクしてやった。息子2から、おもしろエピソードが届いたのでしばらくやり取り。G、その間も籠城を続けている。その後さらに1000字ほど書く。
 夕方、オットにLINEで第一報。プライベートの連絡は後で見るだろうけど、なんかの拍子で仕事のピークタイムにこんな情報を見たら動揺が激しいので待ったかたち。Gが卵コーナーでかれこれ6時間籠城している旨。文字を打ちつつ、様子を見ると後ろ足が見えた。それも送る。 オットは何らかの武器を買って帰宅するらしい。決戦はオットの帰宅後と決まる。そっとそっと、卵コーナー周辺からものをどけておく。白兵戦の構え。ちなみに息子1は完全なるシティーボーイで虫は一切駄目。戦力としてカウントせず。

 7時半、オット帰宅。いよいよ決戦。オットは冷たくして動けなくするスプレーを買ってきていた。オットが実行で私が援護。オットがマタギなら私はマタギ犬だ。撃つために最良の状況を作るのだ。私はもしものために新聞紙を丸めたものを持ちつつ、いよいよ卵コーナーからGを追い出す。そっと、急に出ないように。全身が出た所でオットがスプレーする。Gは力を振り絞って暴れる。スプレーの説明通りの、4秒の噴射では勝負はつかなかったがオットはかけ続けた。その時間10秒はなかったか。動きを止めたところでオットに捕獲用の紙と袋を渡す。
「袋に入れたからもういいかなあ? 」
 事後、そうオットは言うが、色んな意味でいいわけがない。袋の上からプチっと踏んでおいた。

 G騒動で晩飯の準備できず。微妙に遅い時間なので弁当屋を頼る。
 ベッドには11時に入ったものの、なんだか寝付けず、たまたま見つけたネット漫画が素晴らしく良い。一気に最新刊まで読んでしまい、慌てて目をつぶったのが12時半。やってしまった。

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 部活の仲良したちとコンクールを聞きに行った息子1。結果、出身中学は九州大会の代表選考会に残ったらしくホクホクしていた…のは良かったが、昼ごはんを会場の県劇のレストランで食べてきた。その行動の理由は「俺たちを審査する審査員と同じものを食べてみたかった」から。公平な審査のため審査員の外部との接触機会を少なくするのか、審査員たちの昼食は控室に劇場内のレストランから出前される、という話を息子にしたのは私。で、すぐに実行するんだな。ちょうど、ワゴンに載せられて出前されて行くのも見たらしい。なんというか、どこにでも冒険って転がっているんだなあ、と思う。

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