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2022/10/24 見よウォッチャーの真髄

 月朝、ノープランの朝。あまり寒くはない。冷蔵庫の前であまりのノープランぶりに呆然と立ち尽くす。食材繰りも何も考えていなかった私の目に飛び込んでくる竹輪。見た瞬間に構成は決まった。立ち尽くした割にこんなものだ。

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 竹輪と玉ねぎの中華風炒め、小松菜とキャベツとちりめんじゃこの和え物、だし巻き、ソーセージ炒め、冷食の牛カルビ炭火焼。今日も乗り切った。朝飯は卵サンド。朝から面倒なもん作るなあ、と思いつつ、出来る時は手がかかるものをしないとメリハリがつかないので、やる。あとコーヒーとりんご(シナノスイート)。

 家の斜向かいの、駐車場にされている土地でなんか大騒ぎ。よくわからないので細く開けた窓から私の目で情報収集。ものすごくイニシアティブを取りたがる、やたら声の大きな業者の人がいる。見ていると業者は3グループ。その内2つの人はご近所さんのところでよく請け負いをやっている人たち。もう1グループは標準語の上に感じが非常に悪い人々。

 どうも路面を張る技術指導をするらしい。標準語の奴らは教える方らしい。しかしなんというか、私の目から見て態度がデカく、散漫な感じがする。道具はランダムに放り出されているし。その上一番偉そうなやつが一人引っ張ってきて、うちの家の前で説教めいた話を始めた。どうも現場からちょっと離れた場所で個別に話をしているつもりのよう。しかしその家の中には私がいるし、それ以前に人の家の前でやってる時点で詰んでいる。声もでかいもんだから、全部わかっちゃう。受け答えからしてそう親しくもないだろうに、お前の仕事の仕方は間違っているとかなんとか。

 ひたすら面白い。まるでコントのよう。3人組のグループで話がこじれて面白くなっていくコントに出すとしっくり来そう。ああ、ロバート秋山さんがやったら合いそう。それぐらい突っ込みどころしか無い。しかもうるさすぎて話にならんぐらい大声。そんな大声で話したら場を離れる意味はないし、うちの前はやめてほしい。ふと、この人どれぐらい気が回るかと思って試しに窓を開けてみた。するともうすぐそこにいるのに、知らんぷり。ほうほう、こういう人なのか、と思う。

 その後も昼になってもずっとどこかと電話で喋り、常にどこかとせわしなく連絡している。いろいろ事情はあろうけど、なんだかこういう人に仕事頼みたくないわあと思いつつも、こんな面白い人を観察できる機会なんて滅多にないので窓を開けてずっと聞いていた。おっさんはずっと指導として、アメ横の売ってる人のような大声なのにマイクつけて夕方まで喋りまくっていた。おっさんを見ているだけで短歌がいっぱい出来た。世の中には色んな人が居る、とも、私はこの人とは距離を取る、とも思った。この人を雇った、人を見る目に関してはとても厳しいご近所さんが何を考えて呼んだのかわからん。

 おっさんが帰った後に残った、指導された側の一人と、お前は仕事がなってない、と言われていた人が疲れた調子でとげとげしいやり取りをしていた。とげとげしいものの、悪口めいたことは一切言わないから立派だと思った。

 こうして1日面白かったものの、うるさすぎて疲れた。私は音声過敏があるので死にそう。そして1日仕事も他の活動ものも家のことも手がつかなかった。結局その後はベッドの人。最低。こうなっても面白がって観察し続けた私の業の深さよ。

 風呂に入って早寝、のつもりがスピードが出ず、そんなに早くない就寝に。昼間の騒ぎ、あんなの来たらウォッチャー心が騒いでこうなっちゃうからもうどっか行って欲しい。

  見出し画像は本日のおやつ。ソーセージをレンジアップしたもの。昨年半年かけて8キロ痩せたのに最近2キロ戻ってしまったので、またスタンダードな糖質制限を再開。私がやっているのは糖質とわかりやすいものは避けるものの健康志向ではない糖質制限。

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