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DAY 86:「居場所」"groovin' at small's paradise" JIMMY SMITH blue note 1586 volume 2

…やっぱり、ひとは
独り「だけ」では、生きていけないよなあ、
なんて、このレコードを聴きながら思うのです。

今日は12月30日。
こどもたちを寝かしつけするつもりで、
いつものように、
こどもたちに寝かしつけられたら
もうすぐ大晦日になるところです。

ちょっと早いですが、
みなさんにとって、今年はどんな年でしたか。
私は、いろんなことがあったけど、
いい年だったと思うんです。

たしかに病気になったし、
今もまだ通院しています。
仕事に行く時はたいした仕事もしないのに
すごく緊張するし、
その上、失敗すれば、
いなくなってしまいたくなるくらい、
落ち込みます。

休職までして、
とってもしんどい時期があったのも事実です。
自分の存在が塵芥のように感じられて、
風に吹かれて消えてしまいたいと、
思ったこともありました。

だからこそ、それを経た今、思うんです。

生きていて、よかったなあと。

うまく言えないけど。

私は逃げました。私を脅かすものから。
逃げて逃げて、いっときは生きることからも
逃れようとしました。
職場では、休む前、そして復職してからも、
独りでした。
居場所が、ありませんでした。
いまも、そうかもしれません。
去る物日々に疎しではないですが、
理解ある職場とは言え、
病む者、休む者を疎しとする雰囲気は
前の事務所に、漂っています。

でも少しずつ、変わってきている。
わがままかもしれませんが、私自身が
組織の中でも、逃げてきたからだと思います。

日常でも、逃げ続けてきました。
病気から目を背けて、
自分の趣味に没頭する日々。
現実逃避をして、しまくって、
今に至ります。

逃げて逃げて、また逃げて。
そして居場所を、探し続けていたように
思います。

仕事のことは、これからどうなるか
正直わかりません。
今、少しずつ変わりつつある中で、
自分の居場所を見つけられたらいいなと
思っています。

日常で言えば、
居場所はもうすでにありました。
時には厳しいけど、あたたかく迎え入れてくれる
家が、家族には、私にはありました。
そして、逃げて逃げて探した結果、
このnoteや、Twitterなどが
それぞれ、ひとつの私の居場所になりました。

そんなのただのSNSじゃないか、
どんな人がいるのか、わかったもんじゃない。
その意見も、よくわかります。
たしかに繋がりとしては、
薄くて儚いものかもしれない。
いくら仲良くなったところで、
アカウントを削除してしまえば、
いなくなってしまうのと同じです。
更新をしていないと、忘れ去られるところです。

だけど、同じ病気や苦しみの中で、
それぞれ、はちきれそうになりながらも。
それぞれ、傷や痛みを抱えながらも。
それぞれ、表現の方法は違えども。
お互いに慰め合い、励まし合い、讃え合う
場所がそこには、ありました。
儚いものかもしれませんが、
苦しみの中にあって、私には
それは溺れる中に見えた、水面に浮かぶ
一本の藁のようでした。

逃げて溺れて、藁をも掴むほど。
だけど掴んだ時の安心感は、大きかったです。

音楽を聴きながら、
それとともにある日々の生活を、
書いて表現することに、たどり着きました。
それを、認めてくださる方々がいました。
私にとって、それはとても嬉しいことでした。
読んでいただいた数、
いただいたスキ、
いただいたコメント。
どんなにそれに救われたことでしょう。

家族と音楽に、まずは、ありがとう。

そしてnoteやTwitterなどで
私に関わってくださっている方々に、
ほんとうに感謝しています。
ありがとうございます。

これからも私は、逃げ続けながらも、
自分の居場所を探し続けたいと思います。

きっとまだまだ、見つかる気がしています。

このレコードが録音された場所、
"smalls' paradise"のような、
私にとっての、ちいさな楽園が。

ここまでお読みくださり、
ありがとうございます。

今後も、
あなたのちょっとした読み物に、
私のnoteが加われば、
とても嬉しいです。

逃げてもいい。
向き合っても、もちろんいいです。
探し続けましょう。
きっと、見つかります。

きょうもあしたも、あなたにとって
かけがえのない、日々でありますように。

アイ

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