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英語でMBA〜早稲田大学ビジネススクールで、海外留学生と学ぶ〜


早稲田大学MBAは英語授業が豊富

早稲田大学のビジネススクール(WBS)は、全日制・夜間があり、全日制には留学生向けのInternational MBA(IMBA)が存在している。
交換留学も積極的に斡旋していることから、セメスター単位の短期間で訪日している留学生も合わせると、1学年100人を超えるのではないかと思う。
英語で開講されている授業も豊富にある。基本的にはIMBA・全日向けのクラスなので平日昼間が多いのだが、一部の授業は土曜日でも開講している。そこを狙って私は英語の授業を取ることにした。

私が履修したのはこちらの3クラスで、内容はもちろん、それぞれ授業形態も異なったので面白かった。

  • Innovation Management

  • How to Globalize Family Businesses

  • Entertainment Business Strategy

早稲田大学馬蹄形教室
ビジネススクールの教室

Innovation Management

2024年夏クオーターに開講されている長内先生の授業。対面メインで、外部講師が複数名で講義を行う。日本人講師が英語で授業を行うスタイルなので、英語は聞き取りやすい。座学がメインではあったが、近くに座った留学生とディスカッションする機会や発言する機会もあり、ディスカッション時には「日本の文化をベースとした考え方はこうだと思う」という意見を言うと、みんなとても興味津々に耳を傾けてくれたのが印象的だった。

留学生向けの授業ということもあり、TOYOTAやSONYといった日本企業がどのようなイノベーションを経て成長をしていったのかを学んだ。今は大企業となった日本企業が、昔どのようなスタートアップ企業だったのかをじっくり学ぶ機会は実は少ないと思うので、面白い授業だった。

How to Globalize Family Businesses

ファミリービジネスはご退任された米田先生の授業で、2023年春クオーターで開講されていた。この授業の特徴は言語が「日英ハイブリッド」という点だ。英語を不得意とする学生に向けた配慮がされていて、米田先生は英語と日本語を両方混ぜながら講義を進めていく。理解が追いつかないと思うと、日本語で説明をしてくれるのでとても助かった。
グループワークと、最終プレゼンテーションが存在しており、チームメンバーと英語でディスカッションしながら作業をするのは良い経験だった。

講義内容は名の通りファミリービジネス。私が好んでうける授業はデジタル、イノベーション系だったので、興味関心ジャンルとは異なる授業は、新しい観点を多く得られたので有意義だった。ファミリービジネス経営の考え方や、地域経済への貢献や、融資の考え方、後継者問題など、これまで必修講義で学んでいたものとは異なる視点をインプットできた。

余談だが、一見自分と関係のなさそうな授業と履修することで知識の幅が広がる。早稲田大学は開講している授業の種類が多いため、こうやって専門としたいジャンルをあえてずらして受講するのは良かったと思う。

Entertainment Business Strategy

こちらは集中講義で履修をした。集中講義は、夏休みや春休みといった学部生の長期休暇のタイミングで開講される授業で、1週間に授業が詰め込まれて進行する。業務との両立の観点から、普段から平日の通学は避けている私にとってはヘビーな受講スタイルだけど、アニメ好きにとっては目を輝かせてしまう授業だ。

早稲田MBA(WBS)の中で唯一のエンタメ系の授業だったと思う。全部オンラインなので学校までの移動時間は短縮できるが、ZOOMで100分×2コマのため、仕事後にこのボリュームを毎日受講するのはちょっとキツかった。日本人学生、特に夜間コースの学生も多く受講していたようだった。日本のエンタメ消費のグローバル比較は印象的で日本のアニメ消費量は突出していることを知り、この授業を受けて改めて日本のアニメ文化は誇りだし、もっとアニメを見て消費していこうと思った。

ワセダベア

国内MBAでもいろんな学び方がある

早稲田MBA(WBS)は在学中にTOEIC IPテストの無料受講を提供している。年1回ほど提供されているが、受験している生徒は10名ほどしか居ない。交換留学もグローバルで多数の学校と提携しているが、すべての枠が埋まっているわけではない。海外MBAはやっぱりかっこいいし、凄い。だけど、WBSには英語で学ぼうと思えば、私のように英語が強くない人でも学べる環境は準備されている。これを2年生のときに気づけてよかった。社会人学生は自ら選んでMBAに来ているので自律的に環境を選べる人が多いと思うので、こうゆう活か方たもあるよ、というお話でした。

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