読書日記 2019.5.14(火)~5.17(金)

■読了

・『世界の常識VS日本のことわざ』 (PHP新書)

今年127冊目

日本人より日本人らしい外国人が現れる。

これまで使ってきた言葉の意味が謝っていたことが判明。でも、そっちの方が市民権を得ているため、辞書にも記載されていく。


日本人て何だろう?

そんな疑問から手に取った1冊。


一昔前までは、日本人らしさを活かしつつ、国を飛び越えて活躍できる知識と理解を身につけることが求められてきた。

だが、近年のボーダレス社会やモラルハザード事項をみていくと、その日本人らしさも、何だか怪しくなってきた気がする。

日本人って?


改めて考える必要があるかも。



・『幸せな未来は「ゲーム」が創る』

再読。今年128冊目

現実から目を背けてゲームをするんじゃない。

現実がままならないから、実現できる場所をゲームに求め、その経験を現実にフィードバックする。

素晴らしいほどのポジティブシンキングと、ゲームへの愛を感じる1冊。

何度読んでもワクワクするなあ。


分厚い本だが、本編はほとんど事例集なので、最初と最後(あと、興味のある章)読むだけで十分。

この本が醸し出すエネルギーを存分に吸い込んで、前のめりにゲームへ飛び込もう(笑)


・『未来を変える 情報の呼吸法』

今年129冊目。

少し前の本だが、現在のSNSやコミュニティのことなどを予見した、非常に読み応えのある内容。

さすがに津田さんほどではないにしろ、今でも時間をかければ、信用される発信源になる可能性は十分あると思う。

(ただ、お金や物欲がメインだとすぐ見透かされる。使命感とか、やりがいとか、そういう要素が根っこにあるかどうか)

津田さんほどではないが、僕も自分の根っこに「発信欲」があることがわかった。

今じゃ、その一本通ったその軸が、僕を支えてくれている。

そこから何をするか、改めて考えるきっかけになったなあ。


本当は自分は何がしたいのか、何が出来るのか、何を持っているのか。

毎日少しずつでもいいので問い続けたい命題だ。


・チンギス紀 第二十六回(小説すばる 2019年 6月号 [雑誌])

今年130冊目。


金との連携を経て、テムジンがモンゴル民族統一へ名乗りをあげた。

いよいよ周辺勢力にも、選択の時。

このままいけば、テムジンVSその他連合軍。フラグたちまくりだ。

匂わせられていたテムジンとジャムカの戦いも現実になるのか・・・


ここにきて、タルグダイとラシャーンとの間に妙な距離が・・・

そして、玄翁の忘れ形見フラグ(笑)幻王楊令の系統は、まだまだ続いているかも?

・三木城合戦記 罪の在処は 第5回(小説すばる 2019年 6月号 [雑誌]) 

今年131冊目。


震えた。

終末の疲れたからだと心に響いた。


兵糧攻めで地獄と化している三木城。

恨み辛みが蔓延し、人間の醜さが露わになるなかで、虫を食ってでも、自分の涙を舐めてでも、生きようとする少女の姿。

「どれほど重い積みを背負おうとも、生きてやる」

絶望的な展開が続くだろうと思っていたこの作品に、まさかここまで勇気づけられるとは。


天野さん、ありがとう。


■日々短報

上で少し触れたが、今週は本当に辛かった。

今でも体調は不安定だが、何とか土日を迎え、どうにか体を整える時間を得てホッと一息。

まだまだ現実は険しいが、どうにか喰らいつこう。

そんなエネルギーを本からいただいた1週間でした(苦笑)


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