図10

『地方別並列日本史』で横軸を養う


当時、歴史能力検定受講を考え、あまりボリュームのない(笑)参考書を読んでいた。タメになったかどうかわからないが結局2級は合格。しかし1級の壁は厚く足踏みをしながら現在に至る。

1級合格できていない身ではあるが、丸暗記より意識したいのは同時期の出来事だ。歴史的横軸と勝手に言っているがこれがわかると試験に強くなる。試験のためでなくても、本書はその歴史的横軸がイメージできるようになるためにうってつけの一冊だ。

内容自体は、日本史好きにはおなじみのものが多いが、それでも北海道や沖縄の歴史をスラスラ言える方は多くないはず。

本書は中央政権地域と他地方との分量が同じという、画期的な構成になっているので、より広く各地域の歴史を知ることができる。

中央主観ではなく、地方横軸。これからの地方自治の時代に先駆けられる?


※再読:2017/03/11

地方別の歴史は再び読んでもおもしろい。独自の文化を学ぶというより、他地方からどのようにして文化が伝わりどう変化していったか、を知る方が勉強になる。特に北海道や東北はもっと掘り下げていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?