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ゆで太郎の朝ごはん

月に何回か,,ゆで太郎で朝ごはんを食べる。
いつも納豆定食。

朝のまだ暗いうちに表の入口じゃなくて、裏の入口からこっそり入る。

やっぱり女ひとりで入るのはちょっと恥ずかしいから。

朝早い時間は工事関係の方が多いし、自分も現場が多い仕事だから、なんとなく「早くから蕎麦食べて身体動かして社会を支えてるぜ」って勝手に連帯感を持って楽しんでいる。

実際、心身ともに疲れた時とかその感じを味わいたくて、ちょっと遠回りしてゆで太郎に向かうのだ。

そこの店舗に通い始めてもう5年になるだろうか。

朝の時間は、おじさんと声がキンキン大きくてちょっとキツめのお姉さんが働いていることが多い。

はじめはお姉さんのことちょっと苦手だった。

この間の年末、仕事が終わらなくて31日も出勤することになってしまった。

我が家の年越し蕎麦は沖縄そばだし、ちょっと憂鬱だったし、また朝の暗いうちに大好きなゆで太郎で自分だけの年越し蕎麦を食べることにした。

大晦日、お姉さんも働いていた。

いつも通り食券を出して「あったかいお蕎麦と生卵」を注文した。

そうしたら初めてお姉さんから

「今日もお仕事ですか?」と話しかけてくれた。

「仕事が終わらなくて。まだお正月の準備買い物も何もしてないいんだけ   ど。ヤバい~」って笑いながら返事をした。

「そんなの私もよ~」

そこから少し自転車でちょっと遠くまで通勤していることなどを話した。

その日以来、朝の納豆定食を食べて帰るとき

「ごちそうさまでした!」のあと

「いっらっしゃい!」

「いってきます!」なやり取りが増えた。

また朝の楽しみが増えてうれしい。

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