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海外在住っ子に日本語を学んでもらうために、親が出来ること。

新たに一冊、マルチリンガル教育の本を読んだので、メモ。

今回読んだ本

フィンランド在住の著者は、フランス人のパートナーと、娘二人をフィンランド語とフランス語のバイリンガルに子育て中。

著者は、フィンランドとスウェーデンにルーツを持つが、幼少時にスウェーデン語を使わせてもらえず、不満を感じた過去をもつ。ゆえに、幼少時からのマルチリンガル教育に興味を持ち、専門家に。

この本では、実践的なバイリンガル教育の方法が紹介されている。

海外に住みながら日本語を話してもらうためには?

この本の中では、在住国の主要言語(例:フィンランド語)ではなく第二言語(例:フランス語)を使う機会を増やすための実践的な方法がいくつか紹介されていました。

なぜなら、子供が言語を取得するためには、子供の活動時間の30%の時間、その言語に最低でも触れている必要がある、とされているから。

30%は、週25時間に相当し、1日3−4時間は主要言語以外の言葉に触れさせなければなりません。

日本語を息子に触れる時間を増やすために、親ができること。例えば・・

日本へ定期的に訪問する

一番効果的である一方、一番コストが大きく簡単には実行できないのが、子供にとっての第二言語が主要言語として話されている国へ訪問すること、です。

今年は、ウィルスの影響で日本訪問は叶いませんが、また自由に移動できるようになったら、定期的に日本にも帰りたいところ・・。

しかし、ヨーロッパと日本の距離を考えると、かかる費用と時間を考えると年1−2回帰国が現実的。そのため、下記の方法も存分に活用する必要があります。

日本の文化に触れてもらう

私たちはヨーロッパ在住なので、年末年始の一大行事といえばクリスマスです。クリスマスといっても、国によって祝い方は違ってくるので、著者は、フィンランド流とフランス流のクリスマスを娘たちに体験させるようにした、と語っていました。

日本の文化を感じてもらうためには、日本で重要な行事や慣習をしっかり子供にも伝えていかなければなりません。そのため、クリスマスを祝いつつも、お正月も祝うつもりです。

息子にとっては、イベント毎が二倍なので、良いことかも。

日本の童話を読む

本の読み聞かせは、言語教育に有効なので、色々な本を読んであげたいところ。特に、日本の文化に慣れ親しんでもらうために、日本の童話も絵本のレパートリーに入れておきたいものです。

日本の童謡を歌う

大人になった今でも、幼少の頃に歌ってもらった・聞いた童謡は耳に残っていることを考えると、幼少時に聞く童謡も重要だと感じます。

日本由来のスポーツに親しんでもらう

日本由来のスポーツ(柔道や相撲等)をすることで日本に親しんでもらうことも可能ですし、サッカーといった世界的なスポーツが好きな場合は日本代表を応援することも、母国を感じてもらう一つの手段です。

日本の家族と密にコミュニケーションをとる

生で会えなくても、ビデオ通話・メール交換・文通等々、離れた国にくらす家族とのコミュニケーション方法はたくさんあります。

子供が話し出すまでも、出来るだけ頻繁に日本の家族と通話するようにしていますが、子供が話すようになったり書くことができるようになったら、子供主導で、日本の家族とコミュニケーションを取ってもらえるようにしたいと思いました。

終わりに

海外に住んでからというものの、お正月を祝わなくなったり、と慣れ親しんできた日本文化と疎遠になっていた部分があります。

子供の言語教育のため、だけではなく、親も子供と一緒に日本語や日本文化を楽しんでいきたいものです。




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