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ベルリンで保活②ドイツ特有な保育園にて面接で落とされた話。

ベルリンで保活を終えた我が家ですが、保育園が決まるまではなかなか大変でした。一番の衝撃は、面接に二回も落ちたことです。。

小学校のお受験でもないのに、保育園で面接で落とされるってことある?って感じですが、応募していた保育園が特殊な形態だったのです。

この特殊な保育園の形態を紹介しつつ、保育園に落ちた原因を振り返ってみたいと思います・・。

両親主導な保育園って?

ベルリンには、行政が運営する保育園だけではなく、両親たちが運営する保育園が数多くあります。

ドイツ語ではElternInitiativeKitaといい、直訳すると両親主導な保育園、でしょうか。

園児が20人から30人の小規模な保育園に多く、両親が運営組織の一員となり、施設の修理やクリーニング、イベントといった保育園運営にそれぞれ必要な仕事を担います。日本のPTAみたいなものですね。

ベルリンにおけるバイリンガル保育園は、両親主導な保育園に多く、スペイン語・ドイツ語のバイリンガル保育園を希望していた我が家は必然的に両親主導な保育園にたくさん応募しておりました。


保育園探しと面接

両親主導な保育園は、両親が待機児童の管理から園児の選定も担っています。ガチな両親主導な保育園は、子供の相性だけではなく両親の相性も重要になるからか、必ず面接がありました。

両親主導な保育園以外に子供を通わせている両親の話だと、いわゆる面接というものはなく、お互いの希望が合致しているかの面談だけのようです💡

面接に落ちた原因は・・

さて、二回落とされた面接ですが、落とされた原因はずばり

両親である私たち

にあります。

1カ所目の面接で、面接官である父親(ボス的な存在とみられる)に、「どうしてこの保育園に通わせたいんですか?」と聞かれました。

私は、「息子はスペイン人とのハーフなので、スペイン語とドイツ語のバイリンガル保育園で、同じような境遇を持つ子供たちと切磋琢磨してほしい。」みたいなことを答えたのですが、ボス父親は不満そうに

ボス父親「うちは両親主導な保育園であることは知ってるよね?それについてはどう思う?」

と聞き返してきたのです。そう、子供が保育園でどうこうよりも、両親にやる気があるかどうかを聞きたかったのでした。

この保育園の面接には、保育園の先生一人に対し両親が四人参加しており、しかも面接時間は1時間超。両親主導な保育園における両親の仕事って、なかなか大変そうだな・・と面接を受けながら思ったものです。

1カ所目の保育園からお断りの連絡が来た後、2カ所目の保育園との面接がありました。

こことの面接では、先方に「両親は二人ともプログラマーなんですね。じゃ、両親の仕事もIT関係がいいかな?アプリとか作っちゃう?」みたいに言われて、

夫が「あ、アプリ・・?」

と固まり。本当にこの保育園に息子を入園させたければ、ここから話を広げるべきだったのですが、夫も私も保育園用アプリ制作のアイディアについていけず。

その後も話を盛り上げることもできず、あえなくこの保育園にも落ちました。

1カ所目で落ちた反省から、両親のやる気を見せることが大事とわかっていたものの、双方の保育園における両親組織のガチ具合に引いてしまってやる気を見せられませんでした。

両親主導な保育園のメリット・デメリット

夫は、働くために保育園に預けるのに、保育園関連の仕事がっつりあるってどうなの?とも言っており、確かにそうだよなあと思ったり。

一方、両親ががっつり働く代わりに両親が保育園の運営方針を決められるのは良いところではあると思うんですけどね💦

実際に子供たちを両親主導な保育園に入れている日本人のお母さんは、その保育園がとても気に入っていると言っていました。保育園仕事はあるけれど、両立してフルタイムで働かれているとのことでした。

大きな保育園に子供を通わせているお母さんは、「放任すぎて保育園で何しているかわからない・・。」といっていたので、大きい保育園だから良いというわけでもない。

この経験から、

どの保育園も一長一短である。

ということを思い知らされ、息子の保育園を決めました。




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